ハワイ諸島の中で2番目に大きな島であり、豊かな自然に恵まれ不思議な魅力を持つことから「マジックアイランド」とも呼ばれるマウイ島。
マウイ島のシンボルともいえる存在で、ハワイ語で「太陽の家」を意味する山にある公園をご存じですか?
それが、ハワイ マウイ島アップカントリー・マウイにある「ハレアカラ国立公園(Haleakalā National Park)」。
マウイ島の中心地である港町・ラハイナ から車/レンタカーで約3時間の自然豊かな場所に位置しています。
その魅力は、なんといってもマウイ島一番の高さから望む360度の絶景!
特に、そこから眺めるサンセット・サンライズは感動ものです。
周囲には月面を思わせるようなクレーターが広がり、非日常的な時間を過ごすことができますよ。
今回は、そんな「ハレアカラ国立公園」への行き方を詳しくご紹介!
ハワイ旅行で「ハレアカラ国立公園」へ行くことを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいマウイ島
Contents
ハレアカラ国立公園への行き方4通り
マウイバスで行く場合
マウイ島の公共バスである マウイバス 。
乗車料金が安く、地域住民の移動手段として重宝されています。
残念ながら、マウイ島の中心地・ラハイナ から ハレアカラ国立公園 へは、マウイバスを利用して向かうことはできません。
なぜなら、ハレアカラ国立公園 付近でマウイバスが停車しないからです。
ハレアカラ国立公園 までのアクセスには、車/レンタカーなど他の交通手段を利用してくださいね。
車/レンタカーで行く場合
マウイ島の中心地・ラハイナ から ハレアカラ国立公園 へは車/レンタカーを利用して向かうことができます。
車/レンタカーの利用は、移動時の自由度が魅力的♪
ハレアカラ国立公園は、マウイ島の最高峰・ハレアカラ山 にある公園。
ハレアカラ山頂まではいくつも駐車場があるので、車/レンタカーを降りることなく山を登ることも可能です!
マウイ島の中心地・ラハイナから向かう場合、所要時間は約3時間。
移動距離で見ればここまで所要時間はかかりませんが、ノンストップで山頂まで向かってしまうと「高山病」が出てしまう可能性が…!
途中にあるビジターセンターで休憩をはさんだり、ゆっくり走行するなどして、体を徐々に慣らしていくようにしてくださいね。
では、ラハイナ から マウイ島中央部に位置する ハレアカラ国立公園 までの道順の一例をご紹介します。
最寄りの道路から 30号線 ホノアピラニ・ハイウェイ(Honoapiilani Hwy)に入り、ひたすら道なりに海岸沿いを走行。
商業港として栄えた マアラエア港 付近まで来ると、道は海岸沿いを抜けて北上して行きます。
北上し始めてから2つ目の信号を右折して、380号線クイヘラ二・ハイウェイ(Kuihelani Hwy)へ。
道なりに走行し、そのまま メイヤー・エルマーF.クラバルホー・ウェイ(Mayor Elmer F. Cravalho Wy)に入ります。
右手にデパート「ウォルマート」を通り過ぎた先の信号を右折。
36号線ハナ・ハイウェイ(Hana Hwy)を進み、1つ目の信号を右折して 37号線ハレアカラ・ハイウェイ(Haleakala Hwy)を走行します。
ひたすら道なりに進んで行き、プラカニの町に入ると、小学校手前の信号を左折。
377号線ハレアカラ・ハイウェイ(Haleakala Hwy)を通って、ハレアカラ山頂へ続く道である 378号線クレーター・ロード(Crater Rd)に入っていきましょう!
しばらくすると、「HALEAKALA NATIONAL PARK(ハレアカラ国立公園)」と書かれた標識が出てきます。
この標識の下には「午前3時から午前7時までの入場は予約が必要」との記載が。
上記時間帯は、予約をしていないとこの先のゲートを通ることができませんのでご注意くださいね!
ハレアカラ山頂までのルートには、いくつも駐車場が用意されています。
「ハレアカラ・ビジターセンター」の駐車場が一番広く、なんと50台近くの車を駐車することが可能。
この駐車場はとても人気で混雑していることも多いですが、満車の場合にはその他の駐車場を探すことができるので、駐車スペースがなくて困る!ということは基本的には無いでしょう。
駐車場は有料で、ハレアカラ山の入場料金とは別に用意しておく必要があります!
料金は変動する場合がありますので、下記リンクの公式サイトからご確認ください。
https://www.nps.gov/hale/planyourvisit/fees.htm
トロリーで行く場合(運行無し)
オアフ島で主要な移動手段の1つである「トロリーバス」。
ワイキキやホノルル市内の観光スポットを巡回している私鉄のバスのことです。
残念ながら、マウイ島ではトロリーの運行は行っていません。
マウイ島を観光する際は別の移動手段をご利用ください。
オプショナルツアーで行く場合
ハレアカラ国立公園 へ行くのに、オプショナルツアーに参加するのもおすすめ。
ハワイでの車の運転やバスの乗り方に慣れていなくて不安…という方は、この方法が一番安心でしょう。
他の観光スポットも一緒に巡るツアーであれば、効率よくハワイ観光ができるのも魅力的です♪
マウイ島の最高峰である ハレアカラ山 は、超人気観光スポット。
オプショナルツアーも多数用意されています。
ハレアカラ山頂からの日の出鑑賞ツアーや、沈みゆく夕日を眺めるツアー、マウイ島で最も見晴らしのいい場所からの星空観測が楽しめるツアー。
さらに、ヘリコプターに乗って上空から雄大なハレアカラ山を望むツアー といった変わり種もあるようです!
また「完全貸し切りのチャーターツアー」を利用すれば、出発時間や目的地が自由に決められるので より理想的なツアー を楽しむこともできちゃいますよ!
観光目的に合わせてツアーを探してみてくださいね。
ハレアカラ国立公園を訪問する時の注意点
防寒着を持参しよう
マウイ島最高峰であるハレアカラ山の標高は約3,055m。
そのため、7月頃であっても山頂付近の気温は6〜7℃。
なんと1月頃の気温は0℃まで下がります!
ハワイだからと油断は禁物!
どの時期であっても日本の真冬と同じだと思って準備する必要がありますよ。
日が暮れてから登って天体観測をし、そのままサンセットを見るプランの方は特に重装備を。
同じ場所で待機している時間が長くなります。
寒さに耐えられるように防寒着(ダウンジャケット)・毛布・帽子・手袋などを必ず持参してくださいね。
高山病に気をつけよう
ハレアカラ山を登る際には「高山病」にならないよう気をつけましょう。
標高が高いので一気に車/レンタカ―で駆け登ってしまうと、強い頭痛や吐き気といった高山病の症状が出る恐れがあります。
必ずゆっくりと、体を高度に順応させながら登ってください。
途中にビジターセンターがあるので立ち寄ったり、そうでなくとも、体調に不安を感じた場合には必ず休憩をとってくださいね。
もしも高山病の症状が出た場合には、観光は中止して早めに下山してください。
時間帯によっては入場予約が必要
ハレアカラ国立公園は24時間訪問できますが、「午前3時から午前7時の間の入場には事前予約が必要」となります。
ハレアカラ山から見る絶景サンセットは超人気!
登山日の1カ月前~2日前までの期間で予約ができますが、時期によっては1か月以上先まで予約で埋まっていることも…
できるだけ早めに予約しましょう。
予約が取れない場合には、現地ツアーを探してみると見つかることもあるかもしれません。
予約をしたら、支払いの際に出た領収書を忘れずに持っていきましょう。
入園料は予約金とは別で支払う必要があるので注意してくださいね。
夜の運転は慎重に
ハレアカラ山頂までの道には、危険な箇所がたくさん。
山の中腹を超えたあたりからは、崖、ガードレールなし、街灯なしという状態の場所も出てきます。
夜間は想像以上に真っ暗な中の運転になるので、本当に慎重に運転してください!
眠気に襲われたり高山病(強い頭痛や吐き気)の症状が出てきた場合には、絶対に無理して進まないように。
体調を万全の状態に整えて、何かあった場合に運転手が交代できるようにしておいてください。
そうでないならば、できるだけオプショナルツアーを利用するのがおすすめですよ。
植物や石を持ち帰るのは厳禁
ハレアカラ国立公園には、シルバーソード(銀剣草)という高山植物が生えています。
見られる場所の少ない貴重な植物で、採取は厳禁!
手を触れるのも禁止です。
また、ハレアカラ山にある石も持ち帰らないでください!
お子様連れの方は、目を離さないよう注意してくださいね。
ハレアカラ国立公園は数時間~半日かけて観光しよう!初めての方も必見の訪問レビューをご紹介
「ハレアカラ国立公園」は、数時間~半日かけてじっくりと壮大な自然を感じたいスポット。
実際に訪問した方のレビューを3つご紹介します!
訪れる際の参考にしてくださいね。
1つ目のレビュー
1日しかいなかったマウイ島の時間、マウイ島の最高峰であるハレアカラ山へ行きました。
頂上まで運転するには時間がかかりますが、景色hはとても美しく、道が整備されているので普通の車でも向かうことができますよ。
小さなビジターセンターとトイレがあり、通訳の看板もあるのが嬉しい!
日中に訪れましたが景色は素晴らしく、モロカイ島やラナイ島まで見渡すことができました。
日の出や日の入りも絶景のようなので、ぜひ次はその時間帯に行きたいです。
火口内には、雲に囲まれた火山岩の絶景が…!
トレッキングをする場合には過酷なので、水をたくさん持ってきた方がいいです。
登る価値は十分にありますよ。
2つ目のレビュー
およそ2700m(9000フィート)の場所で、1790年代に最後に噴火した大きな火山の火口が見られます。
また、公園には非常に興味深い動植物が!
希少な高山植物である「シルバーソード(銀剣草)」や、ハワイ州の鳥「ネネ」など。
それらの観察を楽しみながら、絶景も望むことができるスポットです。
3つ目のレビュー
天気が良ければハレアカラ国立公園の山頂の景色は絶景!
火口の向こうに見える日の出を眺めるのは、本当に神秘的な体験です。
今回ハレアカラ山でのハイキングに挑戦しましたが、とても過酷…!
ビジターセンター付近をスタート地点に火口まで6時間かけて下りました。
特に、ジグザグに進んで行く道をくぐり抜けて火口から出る最後の2時間は残酷なもの。
ハイキングポールは必需品です。
大変さでいうと、グランドキャニオンのハイキングに匹敵するほどだったかもしれません。
しかし、ハイキングの最初の数時間は天候に恵まれていたので、素晴らしい絶景を見ることができました。
最も素晴らしいハイキング体験の1つだと感じましたよ。
ハレアカラ国立公園に行くときの服装・持ち物
服装
ハレアカラ国立公園を訪れ、山頂を目指す場合には「とにかく暖かい服装」をしていくことが大切!
標高は約3,055mのハレアカラ山頂付近の気温は6〜7℃、冬場には0℃まで下がることもあります。
トレーナーや薄手のセーターを重ね着して、スキージャケットのような厚手の「防寒ジャケット」を着ましょう。
足元には「運動靴」や「ハイキングブーツ」など歩きやすい物を。
日中には日差しも厳しくなりますので、「サングラス」や「帽子」を着用するのがおすすめです!
持ち物
ハレアカラ山では体を温めるための装備が必要です。
着用する物の他にも、「手袋」や「毛布」があるといいでしょう。
夜間~日の出にかけてのツアーに参加する際などには、散策しやすいように「懐中電灯・ヘッドライト」を持参。
また、ガイドの方へのチップも用意しておきましょう。
こまめな水分補給をお忘れなく!
公園内で購入できない場合もありますので、「飲み物」や「軽食」を持っていくといいですよ。
ハレアカラ国立公園の基本情報と敷地内の施設
名称
名称は、ハレアカラ国立公園(Haleakalā National Park) 。
所在地(住所)
公園には、所在地(住所)がありません。
サミット地区入口ゲートの所在地(住所)は、30,000 Haleakala Hwy, Kula, HI 96790 です。
アクセス
マウイ島の中心地である港町「ラハイナ」から車/レンタカーで約3時間。
バスやトロリーの運行はありません。
電話番号(TEL)
電話番号(TEL)は、808-572-4400 。
標高
ハレアカラ山頂の標高は、約3,055m。
入場料
ハレアカラ国立公園は、入場料がかかります。
ただし、年に数回、国立公園の入場料が無料になる日も!
2023円7月より入場料の支払い方法が「キャッシュレス化」されていますのでご注意ください。
詳しい料金については、国立公園局の管理する公式ウェブサイトからご確認ください。
駐車
ハレアカラ山頂までに、駐車場が複数箇所あります。
「ハレアカラ・ビジターセンター」の駐車場が、1番広い駐車場。
駐車場は有料となりますので、公園の入場料とは別にご用意ください。
トイレ
ハレアカラ山頂付近の駐車場と、ビジターセンターにトイレがあります。
ビジターセンターのトイレは、24時間年中無休で利用可能。
公式サイト
国立公園局が管理する公式ウェブサイト。
公園の入場料金や駐車場の利用料金に関しても、こちらからご確認くださいね。
https://www.nps.gov/hale/index.htm
ハレアカラ国立公園で360度の絶景パノラマビューを楽しもう!まとめ
「ハワイ ハレアカラ国立公園の行き方|マウイ島の最高峰で大自然に出会おう!服装・持ち物も」をお伝えしましたが、いかがでしたか?
ハレアカラ国立公園は、ハナ森林保護区 や コオラウ森林保護区 といった豊かな自然に囲まれた場所にあるのも魅力的!
マウイ島の中心地である港町・ラハイナ からなら、車/レンタカーで大目に見積もって片道約3時間、往復の移動時間で考えると車/レンタカーで約6時間。
ハレアカラ山頂まで向かう方は標高3,055mまで登ることになりますので、高山病には十分注意してゆっくり向かうようにしてくださいね!
オプショナルツアーに参加すれば、ハワイに慣れていない方でももっと楽に移動ができますよ。
ハレアカラ国立公園 ではそこから眺める雄大な景色が魅力ですが、山を歩きながら見つけられる自然 もまた魅力的。
公園の南西エリアにある「ピピワイ・トレイル」もぜひ行ってもらいたいおすすめスポットです!
道中には 立派なバ二ヤンツリー(菩提樹)や 天を覆うほど背の高い竹 が生い茂り、トレイル中腹には巨大な「ワイモクの滝」も!
植物と滝から溢れ出るマイナスイオンに癒されてくださいね♪
ハワイの魅力は海だけではありません!
ハレアカラ国立公園を訪れて、マウイ島最高峰からのダイナミックな自然をお楽しみくださいね。