ハワイ諸島の中で最も新しく誕生した島で、最も大きな島であることから「ビッグアイランド」とも呼ばれるハワイ島。
世界で最も「活発」であり、「安全」なことでも知られる、世界遺産に指定されている活火山をご存じですか?
それが、ハワイ州・ハワイ島プナ/カウにある「キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)/Kilauea volcano(Hawaii Volcanoes National Park)」。
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約2時間20分の場所にあり、雄大な自然を感じながらドライブを楽しめます。
キラウエア火山は、現在も噴火を繰り返す「世界で一番活発な火山」!
さらに、溶岩が比較的サラサラしており、穏やかな噴火であることから「世界一安全な火山」との呼び声も。
ダイナミックな絶景を目の前に、大地の生命力を全身で感じることができますよ。
今回は、そんな「キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)」への行き方を詳しくご紹介!
ハワイ旅行でキラウエア火山(ハワイ火山国立公園)へ行くことを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
Contents
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)への行き方4通り
ヘレオンバス(Hele-On Bus)で行く場合
ハワイ島を走る路線バスである「ヘレオンバス(Hele-On Bus)」。
近年は徐々に路線数が増え、地元民の通勤手段や観光の足として使いやすくなってきています!
残念ながら、ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」 から 「キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)」 へは、ヘレオンバス(Hele-On Bus)を利用して向かうことはできません。
なぜなら、キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)付近でヘレオンバス(Hele-On Bus)が停車しないからです。
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)までのアクセスには、車/レンタカーやオプショナルツアーなど他の交通手段を利用してくださいね。
車/レンタカーで行く場合
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」 から「キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)」へは、車/レンタカーを利用して向かうことができます。
車/レンタカーの利用は、移動時の自由度が魅力的!
所要時間は約2時間20分、約156㎞です。
道順の一例として、今回は「ハワイ島南海岸側を通るルート」をご紹介します。
道順は簡単!
最寄りの道路から、カイルア・コナのメインストリートであるアリイ・ドライブ(Ali‘i Dr)の隣の大通り、クアキ二・ハイウェイ(Kuakini Hwy)に入ります。
道なりに南下して行きましょう。
仏教寺院「曹洞宗コナ大福寺」の赤い建物が見えてきた手前を右折して、ママラホア・ハイウェイ(Hawaiʻi Belt Rd)に入ります。
さらに進んで行くと突き当りに信号がありますので、ここを左折。
11号線サウス・コナ・ベルト・ロード(Hawaiʻi Belt Rd)に入ります。
ここからは約131㎞、ハワイ島南側へ大きく周回しながら道なりに走行!
かつては漁業で栄えた集落「ミロリイ」や、ハワイ島生まれのコーヒー・カウコーヒーの生産地として知られる町「パハラ」などを越えて行きます。
すると、右手側に「HAWAII VOLCANOES NATIONAL PARK」と書かれたキラウエア火山(ハワイ火山国立公園)の看板が見えてきます!
この看板を通過してさらに進むと、キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)入口へと進む曲がり道が。
左手には「Hawaii Volcanoes National Park Entrance」と書かれた赤い看板が立っていますので、ここを右折しましょう。
クレーター・リム・ドライブ(Crater Rim Drive)に入り少し進むと、キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)のエントランスに到着です!
入口の先にはインフォメーション・センターである「キラウエア・ビジターセンター」があり、もっと先には絶景展望台が待っていますよ♪
到着後は、キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)内の駐車場を使用することができます。
駐車場は複数ありますが、駐車できる台数の少ない駐車場も…
ハワイ島屈指の人気スポットがゆえに満車になりやすいので、曜日に関わらず「早めの時間帯に訪れる」のがおすすめです!
営業時間や料金に関しては、下記リンクのキラウエア火山(ハワイ火山国立公園)公式サイトからご確認ください。
https://www.nps.gov/havo/index.htm
トロリーで行く場合(運行無し)
オアフ島で主要な移動手段の1つである「トロリーバス」。
ワイキキやホノルル市内の観光スポットを巡回している私鉄のバスのことです。
残念ながら、ハワイ島ではトロリーの運行は行っていません。
ハワイ島を観光する際は別の移動手段をご利用ください。
オプショナルツアーで行く場合
「キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)」へ行くのに、オプショナルツアーに参加するのもおすすめです。
ハワイでの車の運転やバスの乗り方に慣れていなくて不安…という方は、この方法が一番安心でしょう。
他の観光スポットも一緒に巡るツアーであれば、効率よくハワイ観光ができるのも魅力的!
ハワイ島の誇る世界遺産であり、超人気の観光地であるキラウエア火山(ハワイ火山国立公園)へのオプショナルツアーは多数用意されていました。
ツアーによって、「ハワイ火山公園認定のプロガイドが詳しく解説しながら案内してくれるプラン」や、「ヘリコプターで上空から火山全体を鑑賞できるプラン」など様々。
さらに「完全貸し切りのチャーターツアー」を利用すれば、出発時間や目的地が自由に決められるので、より理想的なツアーを楽しむこともできますよ♪
観光目的に合わせてツアーを探してみてくださいね。
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)を観光する時の注意点
事前に噴火情報を確認
キラウエア火山は現在も活発な火山活動を続けています。
いつ噴火が起こるかは分からず、噴火すると見学ができなくなる場合があります。
見学に向かう前に、「最新の噴火情報」を確認しましょう!
噴火の影響による閉鎖区域や立入禁止場所なども、一緒チェックしてくださいね。
これらの情報は、ネットだけでなく、キラウエア・ビジター・センターでも確認が可能。
ツアーに参加すれば、個人的に向かうよりも安心して見学できますよ。
トレッキングをするなら服装に配慮を
キラウエア火山のあるハワイ火山国立公園内では、トレッキングを楽しむこともできます。
トレッキングを予定している方は、服装に配慮するといいですよ!
溶岩台地やゴツゴツした岩場など足場の悪い場所もありますので、歩きやすいスニーカーを着用していきましょう。
怪我を防ぐため、半ズボンやスカートよりも長ズボンが安全です。
標高が高く肌寒さを感じる場合がありますので、羽織物があると便利。
冬場に訪れるなら、防寒対策も行ってくださいね。
その他にも夜間の散策では懐中電灯・カイロを用意するなど、時間に合わせた持ち物も準備するといいですよ。
火山ガス(火山性ガス)に要注意
キラウエア火山には複数の火口がありますが、場所によっては「火山ガス」が発生していることもあります。
火山ガスには「亜硫酸ガス」など有害な成分が含まれていますので、吸い込み過ぎないように要注意!
長居せずに、ハンカチなどを口元に当てるといいですよ。
体調が優れない場合には近づかないようにしましょう。
また、呼吸器疾患・循環器疾患・喘息をお持ちの方や、幼児・妊婦の方は近づかないようにしてくださいね。
飲み物や軽食は事前準備を
観光中はこまめな水分補給が大切ですが、ハワイ火山国立公園内では購入できない場合があります。
十分な量の飲み物、エネルギー補給のための軽食を持参してください!
日差しが強いので、熱中症に気を付けてくださいね。
軽食を取った時のゴミなども、必ず持ち帰るようにしてください。
溶岩は持ち帰り禁止
ハワイ島観光の際、その場所の「溶岩」や「砂」を持ち帰るのは禁止!
キラウエア火山には、火山の女神ペレが住んでいます。
神聖な火山の物を持ち帰ると、ペレが激怒し、持ち帰った本人やその家族に災いをもたらすという言い伝えが…
思い出に!と安易に持ち帰らないようにしてくださいね。
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)で大自然を感じよう!初めての方も必見の観光レビューをご紹介
「キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)」は、世界一活発な火山活動を間近で感じることができる場所。
ぜひスケジュールに余裕を持って、ゆっくり観光を楽しんでくださいね。
実際に観光した方のレビューを3つご紹介します!
訪れる際の参考にしてくださいね。
1つ目のレビュー
写真や動画では伝わらないほどの広大な景色に感動しました!
溶岩台地は色を失ったかのようにモノクロで、どこか他の星に来たようでした。
マグマによって熱せられた地下水が水蒸気となって噴き出す「火山スチームベント」を目にしましたが、大地のエネルギーがすごい。
以外にも、硫黄臭はあまり感じませんでした。
ぜひ赤い溶岩流も見てみたいです。
2つ目のレビュー
大自然の景色に圧倒…!!
今回は風が強くて下まで歩いて行くのは断念しました。
本当に素晴らしい景色、ビジターセンターでは限定のお土産も買えますよ!
3つ目のレビュー
至るところにクレーターポイントがあり、溶岩の跡も残っています。
湯気は出ていましたが流れる溶岩は見られず、立ち入り禁止区域も未だに多くあります。
ただ、クレーター跡や溶岩跡からは自然のパワーが感じられ、写真では伝わらないと感じるほど。
どうやらクレーターの中を歩けるコースもあるようです!
とにかく広大なので、メインのクレーターポイントを見つつ、車でチェーン・オブ・クレーターズ・ロードを往復するだけでも約3時間ほどかかりました。
ただただ、その壮大な風景に圧倒。
ハワイ島に来たら必見のスポットですよ!
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)に行くときの服装・持ち物
服装
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)を観光する際には、動きやすい服装と靴で行きましょう。
標高1,247mと高い場所にあるので冷え込みやすいです。
重ね着できる服装を心がけるといいですよ!
靴は、履き慣れたスニーカーを着用。
足元が不安定な場所もあるので、ヒールのある靴などは絶対にやめてください!
日差しが強いので、帽子やサングラスの着用もおすすめです。
持ち物
観光中は、こまめな水分補給が大切!
公園内ですぐに購入できない場合がありますので、十分な量の飲み物を持参しましょう。
エネルギー補給になる軽食もあるといいですよ。
美しい活火山の写真を撮れるように、カメラなども持っていってくださいね。
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)の基本情報と敷地内の施設
所在地(住所)
所在地(住所)は、Hawaii Volcanoes National Park, HI 96718 。
アクセス’(行き方)
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約2時間20分。
ヒロ国際空港からは車/レンタカーで約50分。
バスやトロリーの運行はありません。
電話番号(TEL)
電話番号(TEL)は、808-985-6011 。
営業時間
24時間営業。
観光案内所である「キラウエア・ビジターセンター」の営業時間は午前9時~午後5時です。
料金
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)内の駐車場を利用できます。
駐車場は複数箇所あり、場所により利用料金は異なります。
詳しくは、キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)の公式サイトからご確認くださいね。
休園日
休園日はありません。
祝日を含め、年中無休で営業しています。
WEBサイト(公式)
国立公園局の管理する公式ウェブサイトはこちらです。
https://www.nps.gov/havo/index.htm
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)に活発な火山活動を見に行こう!まとめ
「ハワイ キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)の行き方|世界一活発な火山!服装・持ち物も」をお伝えしましたが、いかがでしたか?
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)は、ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から車/レンタカーで片道約2時間20分。
往復の移動時間で考えると、車/レンタカーで約4時間40分。
公園内にはいくつもの展望台がありますが、そのほとんどに車/レンタカーで向かうことが可能。
目の前には海岸線、周りは溶岩で囲まれた道でのドライブは爽快感抜群ですよ!!
オプショナルツアーに参加すれば、ハワイに慣れていない方でもより楽に移動ができちゃいます。
ハワイ火山国立公園内には、火山を鑑賞する以外にも必見のスポットが多数!
その1つが、溶岩が固まってできた溶岩トンネル「サーストン・ラバ・チューブ」。
約500年前にできたと考えられるこの溶岩洞(ようがんどう)は、シダが生い茂り非常に神秘的な空間となっていますよ。
ハワイの魅力は海だけではありません!
キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)を訪れて、大迫力の火山を間近で体感してきてくださいね。