ハワイの名物グルメ

ハワイ名物グルメ「ラウラウ」とは|味・具材・人気の理由やおすすめ店など魅力を解説

2025年8月30日

 

ハワイ旅行で、ハワイの「名物グルメ」を楽しみたい方も多いのではないでしょうか。

ハワイ名物の1つとして人気が高く、家庭料理としても親しまれるグルメをご存じですか?

それが「ラウラウ」。

 

お肉やお魚を2種類の葉っぱで包み、蒸して作るシンプルな料理です。

ホロホロとしたお肉やお魚の食感とスモーキーで癖になる味わいが特徴的!

ハワイの伝統的な料理として、お祝い事や宴会でもよく食べられていますよ。

 

今回は、ラウラウの味や使われている具材などの基本情報、なぜ人気なのかなどを解説。

ハワイ旅行で食事をする際の参考にしてくださいね。

 

 

ハワイで人気の名物グルメ「ラウラウ」とは

ハワイの伝統的な料理であり、家庭料理としても親しまれている「ラウラウ」。

お肉やお魚を2種類の葉っぱで包み、蒸して作ります。

 

味付けはハワイアンソルト(塩)のみとシンプルですが、塩分や脂肪分の摂り過ぎには要注意!

サーモンやポイ(タロイモを蒸してペースト状にした主食)、サラダと一緒に食べるのがおすすめです。

ここでは、ラウラウに使われている食材や人気の理由などを見ていきましょう。

 

ラウラウに使われる主な食材3つ

ラウラウは、お肉やお魚を葉っぱで包んで蒸し焼きにした料理。

ラウラウに使われる主な食材の1つは、「お肉」や「お魚」。

 

お肉の場合には豚肉か鶏肉が使われることが多く、豚肉なら脂身の多い肩ロースがおすすめ。

お魚の場合には脂がのった銀鱈(ぎんだら)が使われることが多いですよ。

 

2つ目の食材は、お肉やお魚を包むための「葉っぱ」。

ラウラウには2種類の葉っぱを用意する必要があります。

 

1つは調理用具として使う、ティーリーフ(Kī)。

もう1つは食べるための、タロの葉(Lūʻau)。

 

タロの葉(Lūʻau)にお肉やお魚を包んで、さらに上からティーリーフ(Kī)で包んで蒸します。

ティーリーフ(Kī)は食べず、タロの葉(Lūʻau)とお肉・お魚は食べることができますよ。

 

3つ目の食材は、「ハワイアンソルト(塩)」。

ラウラウの味付けは、このハワイアンソルト(塩)のみでされます。

 

ちなみに、ベジタリアンの方は別の食材を包むこともあります。

さつまいも、ニンジンなどの野菜が多いです。

 

ラウラウの定義とは

ラウラウとは、肉や魚を2種類の葉っぱで包んで蒸し焼きにした料理。

地面の土を掘って焼いた石を敷いた土釜(イム)で蒸すのが伝統的な方法です。

古代ハワイから伝わる伝統的な料理で、お祝い事には欠かせません!

 

ラウラウの特徴2つ

ラウラウの特徴の1つは、特徴的な料理方法。

ラウラウでは「タロイモの葉」と「ティーリーフの葉」の2種類の葉っぱを使用します!

肉や魚をタロイモの葉で包んで、さらにティーリーフの葉で包んでから蒸し焼きにするのが伝統的な作り方。

 

食すことのできるタロイモの葉は、ほうれん草に似た味や食感。

ティーリーフの葉は食べることはできず、料理に独特でクセになる風味をプラスしてくれますよ。

 

2つ目は、栄養豊富なこと。

肉や魚にはタンパク質が多く含まれており、タロイモの葉にはビタミン・ミネラル・繊維質などが多く含まれます。

多くの栄養を一度に摂ることができますよ!

また、蒸して作るので比較的ヘルシーな料理でもあります。

 

ラウラウの起源と名前の由来

ラウラウの起源は、古代ハワイまで遡ります。

ハワイに移民としてやってきたポリネシア人が、タロイモなどの植物を持ち込んで栽培を始めました。

そこから、タロイモの葉で食材を包んで蒸し焼きにした料理「ラウラウ」が作られるように。

 

豚肉がハワイに入ってきたのはアメリカに宣教師がやって来てからなんだそう。

なので、最初の頃は「魚」が中身の食材として使われていたとも言われていますよ。

 

ラウラウの名前の由来は、料理に「葉っぱ」が使用されていることから。

ハワイ語で、ラウ=葉 という意味があります。

 

言葉を2回重ねることで、葉に包まれているということを強調。

ラウラウという言葉自体にも、「包む」という意味がありますよ!

 

ラウラウが人気である2つの理由

ラウラウが人気である理由の1つは、癖になる独特の風味と食感。

2種類の葉っぱに包んでじっくりと蒸したラウラウは、口の中で崩れるようなホクホクした食感。

 

そこに、塩のみのシンプルな味わいと、葉っぱのスモーキーさと独特な風味を感じます。

最初は苦手だと感じる方も多いかもしれませんが、食べ進めていくうちにその独特な風味が癖になってきますよ!

 

2つ目の理由は、ハワイの文化を体験できる伝統的な料理であること。

ハワイアンにとって大切な料理であるラウラウは、ハワイのお祝い事や宴会には欠かせない料理。

ハワイの家庭料理を味わってみてくださいね。

 

ラウラウはどんな味なのか

ラウラウは、ハワイアンソルト(塩)と お肉・お魚の旨味が合わさったシンプルな味。

お肉やお魚の旨味が葉っぱに染み込んで、タロの葉までとても美味しく食べることができます。

 

タロの葉は、食感や味わいがほうれん草に似ていますよ。

しっかり蒸すことでホロホロとしたお肉・お魚の食感も楽しく、葉っぱのスモーキーさも癖になる一品です。

 

ラウラウを食べるメリットや魅力を2つご紹介

ラウラウを食べるメリットや魅力の1つは、栄養豊富なこと。

食材を包み、一緒に食すこともできる「タロの葉」にはビタミンA/C・葉酸・カリウムが多く含まれています。

 

葉酸によって赤血球の生成、カリウムによって筋肉の収縮を補助。

また、カリウムには血圧を正常に保つ役割もあります。

ヘルシーで栄養価の高い料理なので、健康志向の方にもおすすめですよ!

 

2つ目は、ベジタリアンの方でも食べられる料理であること。

ラウラウは、葉っぱに包む食材をサツマイモやニンジンなどの野菜に変えて作ることもできます。

ベジタリアンの方でもアレンジして楽しんでいただけますよ。

 

3つ目は、ハワイの伝統文化を感じられること。

ラウラウは、古代ハワイから続く伝統的な調理法で作られています。

 

ハワイの食文化に欠かせない存在。

ハワイの歴史や文化を体験できる料理ですよ。

 

ハワイでラウラウが食べられるおすすめ店5選をご紹介

ハワイの伝統料理でもある「ラウラウ」。

ハワイにはラウラウが食べられるカフェやレストランがたくさんあります。

 

ここでは、ハワイでラウラウが食べられるおすすめ店5選をご紹介!

お店ごとに見た目や味の特徴が異なりますので、ぜひ食べ比べてみてくださいね。

なお、複数店舗を展開しているお店の住所に関しては、オアフ島「ワイキキ」から最も近い店舗の情報を載せています。

 

ハイウェイ・イン (Highway Inn)

1947年、日系2世のセイイチ・トグチ氏がオアフ島西部のワイパフ地区に創業した老舗のハワイアン料理店。

2013年にカカアコ地区に、2015年にはビショップ博物館内にもカフェをオープンしました。

 

本格的なハワイアンフードをカジュアルに楽しめるお店で、地元民からも絶大な人気を誇ります。

オールドハワイの雰囲気がとても落ち着く店内。

パンケーキなどの朝食メニューや、キッズメニューも充実していますよ。

 

ここでは、チキンラウラウコンボプレート(もしくはポークラウラウ)が食べられます。

コンボプレートは、ハワイアンフードが少しずつ全部試せて嬉しい♪

 

チキンラウラウかポークラウラウを選ぶことができますよ。

2時間かけて蒸したラウラウは、ハイウェイ・イン自慢の一品です。

 

店舗名
ハイウェイ・イン (Highway Inn)

カカアコ店の住所
680 Ala Moana Blvd #105, Honolulu, HI 96813

電話番号
808-954-4955

営業時間
月曜~木曜:午前9時30分~午後8時
金曜〜土曜:午前9時30分~午後8時30分
日曜:午前9時30分〜午後3時
パウハナ(ハッピーアワー):午後3時〜午後6時

定休日
なし

アクセス
ワイキキから車/レンタカーで役20分

公式サイト
https://www.myhighwayinn.com/

 

ハイリズ・ハワイアン・フーズ (Haili's Hawaiian Foods)

1958年オープンの、伝統的なハワイアンフードの専門店。

創業者であるピーター&レイチェル・ハイリ氏の娘さんが引き継いでいる家族経営のお店です。

リーズナブルな価格で、本格的なハワイアンフードが楽しめますよ。

 

ラウラウだけでなく、他の料理と組み合わせて注文が可能。

ポークアドボ・醤油チキン・内臓のシチューなどがあります。

とってもジューシーであり味わい深いラウラウを堪能してくださいね。

 

店舗名
ハイリズ・ハワイアン・フーズ (Haili's Hawaiian Foods)

住所
750 Palani Ave, Honolulu, HI 96816

電話番号
808-735-8019

営業時間
火曜日〜日曜日の午前10時〜午後2時

定休日
毎週月曜日

アクセス
ワイキキ中心部から車/レンタカーで約10分

公式サイト
https://www.hailishawaiianfood.com/

 

ヤマズ・フィッシュマーケット (Yama’s Fish Market)

1980年オープンのヤマズ・フィッシュマーケット (Yama’s Fish Market)。

元々はポケや刺身などが専門のお店でしたが、ハワイアンフードやローカルプレートランチも提供するようになりました。

いつもお客さんで賑わう人気店ですよ!

 

ラウラウは、ハワイアンプレート(Lau Lau & lomi salmon)で食べることができます。

ご飯かポイに、メインのおかずを選べるスタイル。

 

ラウラウ・ロミサーモン・ポキ(ポケ)・ハウピアなどがおすすめです。

人気のハワイアンフードが一気に楽しめますよ♪

 

店舗名
ヤマズ・フィッシュマーケット (Yama’s Fish Market)

住所
2332 Young st, Honolulu, HI 96826

電話番号
808-941-9994

営業時間
水曜日〜日曜日の午前9時~午後5時

定休日
毎週月曜日・火曜日

アクセス
ワイキキ中心部から車/レンタカーで約10分

公式サイト
https://yamasfishmarket.com/

 

ヘレナズ・ハワイアン フード (Helena’s Hawaiian Foods)

1946年創業、ハワイアンフードレストランの先駆けとも言えるヘレナズ・ハワイアン・フード(Helena’s Hawaiian Foods)。

ケイト・ハドソンなどのハリウッドセレブや、アマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏なども訪れたという超人気店です。

 

ヘレナズの料理はクセがなく、全体的に塩味弱めのマイルドな味。

伝統的なハワイアンフードの味が楽しめます。

 

ラウラウがメインの料理はないですが、セットメニューにラウラウを追加して注文することができます!

とにかく全ての料理が美味しいので、全部試せるセットがおすすめ。

Dセットは、カルアピッグ・ロミサーモン・ピピカウラ・ルアウスクイッドシチュー・ポイなどの定番ハワイ料理が堪能できます♪

 

店舗名
ヘレナズ・ハワイアン フード (Helena’s Hawaiian Foods)

住所
1240 North School St, Honolulu, HI 96817

電話番号
808-845-8044

営業時間
火曜日~金曜日: 午前10時~午後7時30分

定休日
毎週土曜日〜月曜日

アクセス
ワイキキ中心部から車/レンタカーで約20分

公式サイト
https://www.helenashawaiianfood.com/index.html

 

ワイアホレ・ポイ・ファクトリー (Waiāhole Poi Factory)

元々は本格的なポイ工場として稼働していたワイアホレ・ポイ・ファクトリー (Waiāhole Poi Factory)。

2009年に家族経営のハワイアン料理店としてオープンしました。

 

お店で手作りされているポイ(タロイモを蒸してペースト状にしたハワイの主食)や、カルアピッグ・ラウラウなどの伝統的なハワイアン料理を楽しめるお店です。

1号店はワイアホレ・バレー・ロード店ですが、店内は飲食できるスペースがなく、テイクアウトのみ。

常に行列ができている人気店なので、事前にオンライン注文しておくのがおすすめですよ!

 

ラウラウを食べるなら、プレートやコンボプレート、またはハワイアンフードの全種類が入った「カナカヌイ」を注文しましょう!

コンボプレートだとラウラウ・カルアピッグ・スクイッドルアウ・チキンロングライス・ビーフルアウ・プラス・ポイ・ロミサーモン・ハウピアなどが付いてきます。

定番のハワイ料理が堪能できますよ♪

 

店舗名
ワイアホレ・ポイ・ファクトリー (Waiāhole Poi Factory)

ウィンドワードモール店の住所
46-056 Kamehameha Hwy, Kaneohe, HI 96744

電話番号
808-235-7685

営業時間
日曜日:午前10時~ 午後6時
月曜日〜木曜日:午前10時~ 午後8時
金曜日〜土曜日:午前10時~ 午後9時

定休日
なし

アクセス
ワイキキ中心部から車/レンタカーで約40分

公式サイト
https://www.waiaholepoifactory.com/

 

自宅でラウラウを作りたい方必見!おすすめの具材

ラウラウは、葉っぱの中に包む具材を変えることで様々な楽しみ方ができます!

自宅でラウラウを作る場合にも、色々な具材で作ってみてくださいね。

よく使われる「定番の具材」から「変わり種の具材」まで見ていきましょう。

 

よく使われる「定番の具材」

ラウラウで使われる定番の具材といえば、豚肉。

じっくり蒸してトロトロ食感になった豚肉はたまりません...!

 

お店によっては、鶏肉が包まれている場合もあります。

また、お肉ではなくお魚を包むのもOK!

脂ののった銀鱈(ぎんだら)は相性が良く、具材として使われることも多いです。

 

意外と相性の良い「変わり種の具材」

以外にも具材として使用されることがあるのが、野菜。

これなら、ベジタリアンの方でも食べることができます!

 

人参(にんじん)・さつまいもなどがおすすめですよ。

お肉と一緒に野菜を包んでも美味しいですよ♪

 

自宅で簡単に作れるラウラウのレシピをご紹介

栄養豊富で、ハワイの食文化を楽しめる料理「ラウラウ」。

実は、ラウラウは自宅でも作ることができるんです!

 

ラウラウには「タロの葉」と「ティーリーフ」の2種類の葉っぱを使用します。

しかし、日本ではインターネット通販でもなかなか手に入らなそう...

用意できない場合には、他のもので代用して作ることもできますのでご安心くださいね♪

 

葉っぱに包む具材はお肉でなくてもOK!

お魚や野菜など、お好みの具材を用意して自分好みのラウラウを作ってくださいね。

ここからは、自宅で簡単に作れラウラウのレシピを1つご紹介しますよ。

 

ラウラウ4人分の材料

  • 豚塊肉(肩ロースなど脂の多い部位)
  • 塩(ハワイアンソルト):適量
  • タロの葉(無い場合には、大きな葉の小松菜・キャベツ・ほうれん草などで代用) :1束
  • ティーリーフ(無い場合にはアルミホイルで代用):適量

作る手順

タロの葉(無い場合には、大きな葉の小松菜・キャベツ・ほうれん草などで代用)を3枚ほど重ねます。

そこに、豚肉を乗せて塩(ハワイアンソルト)を少しかけて包みます。

 

タロの葉の周りをティーリーフ(無い場合にはアルミホイルで代用)で包みます。

ティーリーフが外れないようにしておく必要がありますが、巻き方に決まりはありません!

ティーリーフの茎を使って結ぶ方法もありますし、紐で結ぶ方法もありますよ。

 

ここまできたら、蒸し器を使って4~6時間蒸したら完成!

出来上がった後はティーリーフを外して、タロの葉と豚肉を一緒に食してくださいね。

 

ちなみに、豚肉の代わりに、中身の具材として魚・野菜・チキンなどを入れる場合もあります♪

普通の塩よりも、ハワイアンソルトを使用するとなお美味しく仕上がりますよ。

 

 

【まとめ】ハワイ旅行の食事には、美味しくて健康的なラウラウを食べよう!

今回は「ハワイ名物グルメ『ラウラウ』の魅力|味・具材・人気の理由などを解説」をお伝えしましたが、いかがでしたか?

ハワイで大人気の名物グルメ、ラウラウ。

伝統的な調理方法で作られており、栄養豊富な料理です。

 

ラウラウに使う具材を変えれば様々な味を楽しむことができて、アレンジも楽しい!

何度でも食べたくなります。

おすすめ店のラウラウを食べ比べて、お好みの味を探してみてはいかがでしょうか?

 

また、自宅でも作ることができるのでぜひ試してみてください。

ハワイ旅行や自宅での食事に、ハワイの伝統・文化を感じられるラウラウを食べてみてくださいね。

 

 

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