ハワイ旅行で、ハワイの「名物グルメ」を楽しみたい方も多いのではないでしょうか。
ハワイ名物の1つとして人気が高く、おやつや軽食・朝食としてもぴったりのフードをご存じですか?
それが「マナプア」。
ハワイ版の「肉まん」で、分厚い生地(皮)の中に、赤い中華チャーシューが入っています。
生地(皮)と香ばしい具材の相性が抜群で、ついつい食べたくなってしまう味!
日本の肉まんよりも一回りほど大きいので、食べ応えがありますよ。
近年は様々な具材を使ったマナプアが出ていますので、ぜひ色んな味を楽しんでみてくださいね。
今回は、マナプアの味や使われている具材などの基本情報から人気の理由まで解説。
ハワイ旅行で食事をする際の参考にしてくださいね。
Contents
ハワイで人気の名物グルメ「マナプア」とは
ハワイでは、おやつや軽食として人気のマナプア。
ハワイ版の「肉まん」で、日本のものよりも一回りほど大きくずっしりと重い生地(皮)はボリューム満点!
中の具材も香ばしく、朝食にしても満足感がありますよ。
マナプアは一般的には蒸して作られるので揚げ物よりもヘルシー。
野菜が豊富に使われた具材を選べば、より健康的に楽しむこともできますよ!
ここでは、マナプアに使われている食材や人気の理由など見ていきましょう。
マナプアに使われる主な食材2種類
マナプアは、ハワイ版の「肉まん」のような料理です。
マナプアに使われる主な食材は大きく分けて2種類あり、1つは「生地(皮)」。
生地は 強力粉・薄力粉・ドライイースト(イースト菌)・グラニュー糖・サラダ油・ぬるま湯 などを使用して作られます。
蒸して作った生地と焼いて作った生地がありますが、一般的なのは「蒸した」もの。
分厚くて食べ応えのある皮ですよ!
2つ目は、「中華チャーシュー」。
マナプアの中身は、中華チャーシュー(甘辛く煮込んだ豚肉)。
味付けには オイスターソース・ごま油・砂糖などが使われることが多いです。
チャーシューが赤くて驚くかもしれませんが、これは「赤い発酵豆腐」が使われていたり、赤い着色料が入れられていたりするからですよ。
マナプアの定義とは
マナプアとは、ハワイの「肉まん」のこと。
日本の肉まんよりも皮が厚くて、大きいのが特徴です。
具材も、チャーシュー・スパム・あんこなど様々ですよ。
マナプアの特徴2つ
マナプアの特徴の1つは、生地の食感。
マナプアは、日本の肉まんよりも生地が厚くふわふわしたパンのような食感。
サイズも夏みかんほど大きいので、かなり食べ応えがありますよ。
2つ目は、具材の多様さ。
マナプアの定番の具材は甘辛く煮た豚肉(チャーシュー)ですが、それ以外のものもたくさん登場しています!
カレーチキン・カルーアポーク・プルコギ・スパムなど...
あんこが入った甘いマナプアもありますよ!
マナプアの起源と名前の由来
マナプアの起源は、19世紀。
中国からやってきた移民によって持ち込まれた料理です。
その当初は、オアフ島ホノルルの街の屋台で売られていましたよ。
マナプアの名前は、マナプア(Mea ‘ono pua’a)=豚肉のおいしい食べ物 という意味からきています。
ハワイ語で、マナ(mea ‘ono)=ケーキやお菓子、プア(puaʻa)=豚肉 ですよ。
マナプアが人気である3つの理由
マナプアが人気である理由の1つは、ハワイの食文化を体験できる料理であること。
中華系移民によって持ち込まれた肉まんが、ハワイ風にアレンジされて「マナプア」に。
地元の人々に親しまれる、ハワイのローカルフードです。
ハワイのリアルな食文化を体験できる料理として人気があります!
2つ目は、手軽に食べられてボリューミーなこと。
手軽に食べられて、おやつや軽食にぴったりなマナプア。
日本の肉まんに比べて一回りほど大きく、皮が分厚くてずっしりしているのでお腹にたまりますよ。
3つ目は、味のバリエーションが豊かなこと。
定番は中華チャーシューが入ったマナプアですが、その他にも色んな具材が使われます。
ギョーザ・ハニーチキン・カレーチキン・カルーアポーク・プルコギ・スパム などのご飯系。
また、餡子などデザート系のマナプアもありますよ。
マナプアはどんな味なのか
マナプアは、ハワイ版の肉まん。
生地(皮)の部分はずっしりと厚みがあり、ほんのり甘い味。
具材は様々ですが、定番の「中華チャーシュー」の場合には甘辛く香ばしい味がします。
餡子などデザート系の具材が入った、しっかり甘いマナプアもあります!
分厚い生地(皮)と香ばしい具材の組み合わせが相性抜群ですよ。
マナプアを食べるメリットや魅力を3つご紹介
マナプアを食べるメリットや魅力の1つは、様々な味を楽しめること。
定番は豚肉のチャーシューが入ったものですが、他にも色んな具材を使ったマナプアがあります。
カレーチキン・カルアピッグ(カルアポーク)・プルコギ・スパムなど...
また、あんこが入った甘いマナプアも!
色んな味を食べ比べてくださいね。
2つ目は、腹持ちがいいこと。
マナプアは、日本の肉まんに比べて厚くずっしりとした生地。
サイズも大きいので食べ応えがあります!
腹持ちがいい料理ですよ。
3つ目は、手軽に食べられること。
肉まんと同じ形をしているので、片手で手軽に食べられます。
小腹が減った時にぴったりですよ。
ハワイでマナプアが食べられるおすすめ店5選をご紹介
ハワイ版肉まんと言える「マナプア」。
ハワイにはマナプアが食べられるお店がたくさんあります。
ここでは、ハワイでマナプアが食べられるおすすめ店5選をご紹介!
お店ごとに味の特徴が異なりますので、ぜひ食べ比べてみてくださいね。
なお、複数店舗を展開しているお店の住所に関しては、オアフ島「ワイキキ」から最も近い店舗の情報を載せています。
チュン ワー カム (CHUN WAH KAM)
1942年に麺製工場をオープンした、チュン ワー カム (CHUN WAH KAM)。
カリヒ、アラモアナ、カポレイ、ワイマルの4店舗を展開。
ワー・カム・チュン氏の「ハワイ中のレストランや市場に麺製品を提供したい」という思いを受け継ぎ、現在も家族経営で中国の家庭料理を提供しています。
麺類は全て自社工場で作られており、こだわりの製法。
麺類だけでなく、10年かけて完成させたというこだわりのベイクド・マナプアが人気です!
マナプアの値段に関しては、公式サイトからご確認くださいね。
店舗名
チュン ワー カム (CHUN WAH KAM)
アラモアナ店の住所
537 Pensacola St, Honolulu, HI 96814
電話番号
808-744-1816
営業時間
毎日午前8時~午後4時
定休日
なし
アクセス
ワイキキ中心部から車/レンタカーで約15分
公式サイト
https://chunwahkam.com/
ロイヤルキッチン (Royal Kitchen)
1974年創業のロイヤルキッチン(Royal Kitchen)。
なんと、ハワイで初めてベイクドマナプアを出したお店の1つです!
地元民にも人気のお店で、B級グルメ好きの間で特に評判。
多くのファンは足繁く訪れています。
ロイヤルキッチンのマナプアは、味の種類が豊富!
定番のチャーシューから、チキンカレー・ポルトギーズソーセージ・ラプチョング・ホットドッグ・カルーアポーク・ベジタリアン。
ココナッツ・ブラックビーン・沖縄スイートポテトといった変わり種もありますよ。
手土産としてもおすすめです♪
店舗名
ロイヤルキッチン (Royal Kitchen)
住所
100 N Beretania St #175, Honolulu, HI 96817
電話番号
808-524-4461
営業時間
毎日午前5時30分~午後2時
定休日
なし
アクセス
ワイキキ中心部から車/レンタカーで約20分
公式サイト
https://royalkitchenhawaii.com/
ユー チョイス イン (U-CHOICE-in)
オアフ島アラモアナ地区のドンキホーテにあるプ中華料理店、ユー チョイス イン (U-CHOICE-in)。
店内にテーブル席があり、外のベンチでも食べられます。
豚の丸焼きが吊るしてあったりと、中華らしい雰囲気。
飲茶やランチプレートと共にマナプアも販売しており、このお店では、「蒸したマナプア」と「焼きマナプア」が楽しめます!
味の種類も、チャーシュー・ブラックビーン(黒いんげん豆)・ココナッツの3種類から選べますよ。
柔らかくて美味しいマナプアをお楽しみください♪
店舗名
ユー チョイス イン (U-CHOICE-in)
住所
801 Kaheka St, Honolulu, HI 96814
ドンキホーテ ホノルル店にあり
電話番号
808-941-3393
営業時間
毎日午前7時〜午後5 時30分
定休日
なし
アクセス
ワイキキ中心部から車/レンタカーで約10分
公式サイト
不明
ホノルルキッチン (Honolulu Kitchen)
オアフ島ワイパフにある、ホノルルキッチン (Honolulu Kitchen)。
チャイニーズプレートランチも食べられますが、名物はマナプア。
ワイキキ中心部から少し離れた場所にありますが、マナプアを求めてたくさんのお客さんが訪れます。
「蒸したマナプア」と「揚げたマナプア」がありますが、おすすめは揚げたマナプア!
チャーシュー・ガーリックチキン・クラブクリームチーズ・パステルシチュー・餃子・ピザといった様々な具材のマナプアを楽しめますよ♪
マナプアは通常日本の肉まんより大きいのも特徴ですが、ホノルルキッチンではミニサイズのものも売っています。
皮の部分にイラストや文字が書かれた、可愛らしいマナプアが食べられることもあるようですよ。
マナプアの値段に関しては、公式サイトからご確認ください。
店舗名
ホノルルキッチン (Honolulu Kitchen)
住所
94-861 Farrington Hwy, Waipahu, HI 96797
電話番号
808-671-5241
営業時間
毎日午前5時30分~午後6時
定休日
なし
アクセス
ワイキキ中心部から車/レンタカーで約30分
公式サイト
https://thehonolulukitchen.com/
室香茶(CHAR HUNG SUT)
1945年創業のマナプア店。
地元民の熱い支持を受ける人気のお店です。
元々お店で出していたのは中華風の小さなマナプアでしたが、ハワイアンなビッグサイズに変えたことで人気に!
他のお店のものに比べてかなり大きくてびっくりしますよ。
大きいシューマイや、パイ生地に肉や野菜が詰まったマータイスー(Ma Tai Soo)も人気です。
大きいサイズ感が手土産にも喜ばれていますよ。
なお、このお店は「閉店」しているかもしれないという情報がありますが、詳細は不明です。
訪れる前に、一度電話で確認してくださいね。
店舗名
室香茶(CHAR HUNG SUT)
住所
64 N Pauahi St, Honolulu, HI 96817
電話番号
808-538-3335
営業時間
不明
定休日
不明
アクセス
ワイキキ中心部から車/レンタカーで約15分
公式サイト
https://www.instagram.com/charhungsut/
自宅でマナプアを作りたい方必見!おすすめの具材
マナプアは、中に入れる具材によって無数のバリエーションが生まれます。
自分好みの味を追い求めることができますよ!
自宅でマナプアを作る場合にも、色々なトッピングを試してみてください。
よく使われる「定番の具材」から「変わり種の具材」まで見ていきましょう。
よく使われる「定番の具材」
ハワイのマナプアの具材といえば、チャーシューが定番です。
チャーシューといっても、赤くて甘酸っぱいのが特徴的!
紅麹(こうじ)などの赤い発酵豆腐や食紅で着色されており、見慣れていないとびっくりするかもしれません。
意外と相性の良い「変わり種の具材」
マナプアの具材として、チャーシュー意外にも相性の良いものはたくさんあります!
鶏肉をオイスターソースで味付けしたもの、中華風のソーセージを包んだもの。
カレーチキンや、エビ・タコ・イカなど魚介が使われることもあります。
きのこやタケノコなど野菜を使ってベジタリアン向けに作ることも可能。
小豆やチョコレートを入れて、マナプアをデザートとして食すのも美味しいですよ♪
自宅で簡単に作れるマナプアのレシピをご紹介
美味しくて満足感もある「マナプア」。
実は、マナプアは自宅でも作ることができるんです!
中に詰める具材は、チャーシューや中華風ソーセージなどお好みの物をご用意ください。
基本的に、材料はスーパーで揃えることができます。
ご紹介している「キラウエアファイヤーBBQソース」のみ日本のスーパーなどでは見かけませんが、輸入食品店では購入できるかも!
インターネット通販では買えますし、ハワイアンBBQソースで代用することもできますよ。
具材を変えて、自分好みの味を探してみてくださいね。
ここからは、自宅で作れるマナプアのレシピを1つご紹介しますよ!
マナプア6個分の材料
生地用
- 強力粉:100g
- 薄力粉:100g
- ドライイースト:小さじ1
- グラニュー糖:大さじ1
- サラダ油:大さじ1
- ぬるま湯:110ml
- 打ち粉(薄力粉):適量
チャイニーズチャーシュー餡用
- 豚肩ロース:300g
- コナディープシーソルト:3g
- 砂糖:20g
- 醤油:大さじ1と1/3
- 五香粉:3g
- マカダミアナッツハニー:10g
- キラウエアファイヤーBBQソース(マイルドorスパイシーお好みで):20ml
- 着色料(赤):0.2g
- キラウエアファイヤーBBQソース(マイルドorスパイシーお好みで):大さじ1
作る手順
まず、生地を作ります。
大きめのボウルに強力粉・薄力粉・ドライイースト・グラニュー糖を入れ、全体が均一になるように混ぜ合わせます。
そこにぬるま湯を3〜4回に分けて回し入れ、その度に箸で手早く混ぜます。
サラダ油も入れて、さらに混ぜてください。
手全体で、ボウルの内面についた粉をなじませながらこねていきます。
手のひらでこねて伸ばすをくり返すことで、しっとりした生地になっていきますよ!
きめの細かい生地になったら、丸く整えます。
ボウルの上から固く絞ったぬれ布をかけて、約2倍の大きさになるまで常温で発酵させます。
夏場であれば約20~30分、冬場であれば約40分の発酵が目安です。
室内の温度によっても異なるので、状況により調節してくださいね!
作業台(広く平らな場所)に打ち粉用の薄力粉を広げ、その上に発酵させた生地を転がしていきます。
長さ約40cmの均等な太さの棒状に伸ばします。
出来たら、包丁で6等分にカット。
それぞれ直径約20cmに丸く広げておきましょう。
次に、中に詰めるチャイニーズチャーシュー餡を作ります。
豚肩ロースに、まんべんなく塩をすり込みます。
砂糖・醤油・五香粉・マカダミアナッツハニー・キラウエアファイヤーBBQソース(マイルドorスパイシーお好みで)20ml・着色料(赤)を混ぜ合わせて、漬け込みタレを作ります。
漬け込みタレに豚肩ロースを漬けて、一晩おきます。
漬け込み終わったら、豚肩ロースを180℃のオーブンで約30分焼いていきます。
オーブンから取り出し、粗熱をとってから1㎝角にカット。
キラウエアファイヤーBBQソース(マイルドorスパイシーお好みで)大さじ1 をかけて、全体を混ぜ合わせて和えたら餡の完成です。
では、仕上げに移りましょう。
直径約20cmに丸く広げておいた生地の中央に、チャーシュー餡40~50gを乗せます。
生地のひだを寄せながら、肉まんのような形を目指して包みます。
包んだものを、蒸し器で約15分蒸したら完成ですよ!
【まとめ】ハワイ旅行の間食には、美味しくて満足感のあるマナプアを食べよう!
今回は「ハワイ名物グルメ『マナプア』の魅力|味・具材・人気の理由などを解説」をお伝えしましたが、いかがでしたか?
ハワイで大人気の名物グルメ、マナプア。
ハワイ版の肉まんですが、大きくて皮が厚いので食べ応えがありますよ!
生地に詰めるトッピングを変えるだけで様々な味の変化を楽しむことができて、そのバリエーションは無限大!
1度食べたらハマってしまうこと間違いなしです。
おすすめ店のマナプアを食べ比べて、お好みの味を探してみてはいかがでしょうか?
また、自宅でも作ることができるのでぜひ試してみてください。
ハワイ旅行や自宅での間食に、美味しくて満足感のあるマナプアを食べてみてくださいね。