ハワイ諸島の中で最も新しく誕生した島で、最も面積が大きいことから「ビッグアイランド」とも呼ばれるハワイ島。
ハワイの海の守り神「ウミガメ」に高確率で出会える、美しい「黒いビーチ」をご存じですか?
それが、ハワイ州・ハワイ島カウ地区にある「黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸/Punaluu Black Sand Beach)」。
ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約1時間40分の、ハワイ島南部に位置しています。
このビーチの砂浜が黒いのは、急速に冷えて砕けた「溶岩」で出来ているから!
この溶岩は、ハワイ島の誇る世界一活発な火山「キラウエア火山」から流れ込んできたものと考えられています。
別名「ブラックサンドビーチ」とも呼ばれ、太陽に反射してキラキラ輝く黒い砂浜が神秘的な雰囲気を作り出していますよ。
今回は、そんな「黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)」への行き方を詳しくご紹介!
ハワイ旅行で黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)へ行くことを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
Contents
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)への行き方4通り
ヘレオンバス(Hele-On Bus)で行く場合
ハワイ島を走る路線バスである「ヘレオンバス(Hele-On Bus)」。
近年は徐々に路線数が増え、地元民の通勤手段や観光の足として使いやすくなってきています!
ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から「黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)」へは、ヘレオンバス(Hele-On Bus)を利用して向かうことができます。
まずは、カイルア・コナの町にあるデパート「Target」の裏手側にある、バス停「Luhia Street @ Loloku Street (Target)」(606番)へ向かいます。
「Target」は、赤い二重丸を描いたようなロゴが特徴的!
バス停はルヒア・ストリート(Luhia St)沿いにあり、発着地点であるとはいえど、一般的なバス停のように分かりやすい目印はありませんのでご注意ください。
ここから、90番「Pahala」行きのバスに乗車しましょう。
バスは11号線クアキニ・ハイウェイ(Kuakini Hwy)やママラホア・ハイウェイ(Mamalahoa Hwy)を通りながら南下していきます。
ハワイ島南部まで来ると、そのまま東方面へ。
アメリカ最南端の町「ナアレフ」を越えると、降車バス停までもう少し!
乗車から約1時間50分後、二ノレ・ロープ・ロード(Ninole Loop Rd)沿いのバス停「Punaluu Punaluu Road @ Punaluu Beach Park」で降車しましょう。
乗車バス停から降車バス停までは15駅です。
降車バス停から「黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)」はすぐ近く!
海岸側へ歩くこと約1分で到着ですよ。
ヘレオンバス(Hele-On Bus)の乗車方法は、オアフ島を走るザ・バスと似ています。
ですが、ヘレオンバス(Hele-On Bus)の1日の運行本数は少なめ。
乗車予定のバスを乗り逃すと、到着までにかなり時間がかかってしまいます。
あらかじめ余裕を持った計画を立てておき、バス停には早めに到着しておくのがおすすめです!
バス乗車料金などに関しては、下記リンクの公式サイトからご確認くださいね。
https://www.heleonbus.hawaiicounty.gov/home-transit
車/レンタカーで行く場合
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」 から「黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)」へは、車/レンタカーを利用して向かうことができます。
車/レンタカーの利用は、移動時の自由度が魅力的!
所要時間は約1時間40分、約108㎞です。
「カイルア・コナ」から「黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)」までの道順の一例をご紹介します。
まずは、最寄りの道路からクアキ二・ハイウェイ(Kuakini Hwy)に入ります。
この道路は、カイルア・コナのメインストリートであるアリイ・ドライブ(Ali‘i Dr)の隣の大通りです!
道なりに南下していき、11号線クアキ二・ハイウェイ(Kuakini Hwy)と合流します。
さらに進み、左手にガソリンスタンド「Captain Cook Shell Mart」を通り過ぎた先にある信号を左折。
サウス・コナ・ベルト・ロード(S Kona Belt Rd)を通りながら、ハワイ島南部へ向かっていきましょう。
途中で道路がママラホア・ハイウェイ(Mamalahoa Hwy)になりますが、そのまま進んでください。
南部まで来ると、道路は東方面へ。
アメリカ最南端の町「ナアレフ」を越えると、黒砂海岸までもう少し!
町を越えてから約4㎞進んだ先にある曲がり道を右に入りましょう。
二ノレ・ロープ・ロード(Ninole Loop Rd)を道なりに進んで行くと、右手側に「黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)」へ続く道が現れますよ!
到着後は、黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)「無料駐車場」の利用が可能。
駐車場は「北側」と「南側」の2カ所にあるようで、スペースは充実しています♪
さらに、トイレも設置されているのが便利!
駐車スペースが多いとはいえ、週末や夏休みなどの観光シーズンには満車になってしまうことも多々…
確実に駐車するには、早めの時間帯に訪れるのがおすすめです!
ちなみに、ビーチや駐車場付近にはヤシの木が多く植えられています。
落ちてきたココナッツで怪我をすることがないよう、頭上には注意してくださいね!
トロリーで行く場合(運行無し)
オアフ島で主要な移動手段の1つである「トロリーバス」。
ワイキキやホノルル市内の観光スポットを巡回している私鉄のバスのことです。
残念ながら、ハワイ島ではトロリーの運行は行っていません。
ハワイ島を観光する際は別の移動手段をご利用ください。
オプショナルツアーで行く場合
「黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)」へ行くのに、オプショナルツアーに参加するのもおすすめです。
ハワイでの車の運転やバスの乗り方に慣れていなくて不安…という方は、この方法が一番安心でしょう。
他の観光スポットも一緒に巡るツアーであれば、効率よくハワイ観光ができるのも魅力的!
ツアーによって、「宿泊ホテル付きで数日間に渡ってハワイ島のパワースポットを巡るプラン」や、「昼食付き!日本人ガイドに案内してもらえる日帰りプラン」など様々。
さらに「完全貸し切りのチャーターツアー」を利用すれば、出発時間や目的地が自由に決められるので、より理想的なツアーを楽しむこともできますよ♪
観光目的に合わせてツアーを探してみてくださいね。
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)を訪問する時の注意点
スケジュールには余裕を持って
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)は日帰りでも観光可能なスポットですが、島の中心地からは少し遠い位置にあります。
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約1時間40分。
海岸での滞在時間も含めると、半日ほど見てスケジュールを組んでおくのがおすすめです。
観光スケジュールに余裕のある時に訪れるといいですね。
海に落ちないように
ビーチ散策に人気の場所ですが、潮の流れが速く海水浴には向いていません。
波打ち際で遊んだり写真を撮ったりする際には、海に落ちないように気をつけましょう。
動植物への接触
プナルウ黒砂海岸には希少生物が暮らしており、特に「ウミガメ」との遭遇率が高いことで知られています。
しかし、接触は絶対に禁止!
ハワイの州法で「ウミガメとは3m以上距離をとり、触ったり、餌を与えることは禁止」と定められています。
その他の生物に出会った場合にも捕まえたりしないように。
ビーチの周り生えているヤシの木などの植物も、勝手に摘まないでくださいね。
裸足で歩くのは控えよう
ビーチに行くと、裸足で砂浜を歩きたくなる方も多いのではないでしょうか?
しかし、黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)は流れ込んできた溶岩が急速に冷えて砕けたことによってできた黒い砂浜。
溶岩がいたるところにありゴツゴツしているので、裸足で歩くのは避けるのがおすすめです。
サンダルを履いて散策を楽しんでくださいね。
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)は約1時間で観光できる!初めての方も必見の訪問レビューをご紹介
「黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)」は約1時間の滞在でも観光を楽しめる、真っ黒な砂浜の珍しい光景が見られるビーチ。
実際に訪問した方のレビューを3つご紹介します!
訪れる際の参考にしてくださいね。
1つ目のレビュー
レンタカーでサウスポイント(カラエ岬)へ行った時に、ウミガメが見られるかもと思い黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)まで足を延ばしました。
人気スポットなだけあり、黒い砂浜の海岸には大勢の人が。
今回は波打ち際まで行かなかったので見られませんでしたが、普段からかなりの高確率でウミガメに出会えるみたいですよ!
2つ目のレビュー
名前の通り岩も砂も真っ黒な海岸。
規模は大きくありませんが、ウミガメが甲羅干しや海藻を食べにやってくるそうです。
この日も2匹のウミガメに出会うことができましたよ!
ウミガメは濡れていると甲羅も黒く見えるため、黒い砂浜の上、特に岩間では見つけずらいかもしれません。
平たく丸い岩があったらウミガメかもしれませんので探してみてください!
数年前までは産卵にも来ていたようですが、最近は観光客の増加により来なくなってしまったそう…
ビーチにはウミガメを守るための石で囲まれたエリアがあり、人の立ち入りが制限されていますよ。
人間のにおいがあるだけでウミガメが来なくなってしまうのでエリアを設けているとのこと。
また、砂は溶岩が海に落ちた際に急冷され砕けた(水砕)ものなので、丸くなくキラキラしています。
砂には稀に緑色に光るペリドット(カンラン石)が混ざっていることもあるそうです!
3つ目のレビュー
オプショナルツアーで訪れました。
見事に真っ黒な砂浜です。
午後に行きましたが、非常に風が強かったです!
ウミガメに会えるビーチとして知られているだけあり、ウミガメが砂浜に何匹も上がっていてびっくり。
あまり清潔でないので、トイレの利用はお勧めしません。
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)に行くときの服装・持ち物
服装
ビーチを訪れる際には、「散策」するのか「海水浴」をするのかによって服装を工夫するのがおすすめ。
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)は潮の流れが速く海水浴は危険なので、ビーチを散策できる服装をしていきましょう。
ビーチ散策をする時は、砂の上でも歩きやすい靴に、軽装で行くのがおすすめ。
「Tシャツ」に「ショートパンツ」などで大丈夫です。
日焼け対策として「UVカットパーカー」や「ラッシュガード」を身に付けるのもいいですね。
「リゾートワンピース」なんかも、涼しくてビーチで映えますよ♪
風の強い日は裾がめくれ上がりやすいので、違う服装にした方が過ごしやすいかもしれません。
ビーチでは「サンダル」が必要になりますが、替えの靴も用意しておくと、その後の観光などがしやすいですよ。
持ち物
ビーチへ行く際には、できるだけ「身軽な状態」で行くのがおすすめ!
なるべく「貴重品」を持っていかないことがポイントです。
ビーチ近くのホテルに泊まっているのであれば、「ホテルのカードキー」と「タオル」だけ持っていく!というくらいが1番安心。
「クレジットカード」や「パスポート」などは持っていかないことをおすすめします。
また、「ブランド物のバッグ」などもスリに遭いやすくなりますので持っていかない方がいいですよ。
海の近くで写真を撮る際には、携帯用の「防水ケース」を準備しておくと安心です。
さらに、気温が高く日差しが強いハワイではこまめな水分補給が大切!
ビーチの近くで飲み物や軽食が購入できない可能性もありますので、持参して行くと安心ですよ。
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)の基本情報と周辺施設
住所
住所は、Ninole Loop Rd, Pahala, HI 96777 。
アクセス
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約1時間40分。
ヒロ国際空港(Hilo International Airport)からは車/レンタカーで約1時間15分。
へレオンバスやオプショナルツアーでもアクセスできます。
駐車場
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)の無料駐車場を利用できます。
駐車場は「北側」と「南側」の2カ所にあり、スペースは充実しています。
営業時間
営業時間は特に決まっていません。
24時間訪問できます。
定休日
定休日は無し。
毎日訪問できます。
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)でウミガメに遭遇しよう !まとめ
「ハワイ 黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)の行き方|漆黒の砂浜でウミガメに会おう!服装・持ち物も」をお伝えしましたが、いかがでしたか?
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)は、ハワイ島の中心地からは少し離れた静かな場所に位置しているのも魅力的!
ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から車/レンタカ―で片道約1時間40分、ヘレオンバス(Hele-On Bus)なら片道約1時間50分。
往復の移動時間で考えると、車/レンタカーで約2時間20分、ヘレオンバス(Hele-On Bus)で約3時間40分。
海岸沿いを移動して行きますので、美しい海を眺めながら移動時間も楽しんでくださいね♪
オプショナルツアーに参加すれば、ハワイに慣れていない方でももっと楽に移動ができますよ。
高確率で「ウミガメ」に出会えることで有名な黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)ですが、実は他にも見どころが。
ビーチの駐車場脇には、ハワイの先住民が彫ったと考えられる古代の岩絵「ペトログリフ」が残っているんです!
人物・動物・儀式などのシンボルが刻まれており、ハワイの歴史や文化が学べる貴重な遺産!!
お時間のある方は、ぜひ見に行ってみてください。
ハワイといえばやっぱり海は外せません!
黒砂海岸(プナルウ黒砂海岸)を訪れて、美しく輝く黒い砂浜でゆっくりと時間を過ごしてくださいね。