ハワイ諸島の中で最も新しく誕生した島で、最も大きな島であることから「ビッグアイランド」とも呼ばれるハワイ島。
幻想的でパワー溢れる自然と、信じられないほどの満天の星空が魅力の「ハワイで最も宇宙に近い場所」をご存じですか？
それが、ハワイ州・ハワイ島にある「マウナケア山（Mauna Kea）」。
ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約1時間30分の場所にあり、その道中にも雄大な自然が楽しめます！
「マウナケア」にはハワイ語で「白い山」という意味が。
冬になると山頂には雪が降り積り、南国ハワイのイメージとはかけ離れた光景に驚くかもしれません…！
その頂上から見る景色はまさに絶景で、サンライズ（朝日）・サンセット（夕日）・満天の星空と、どの時間帯であっても感動的な体験ができること間違いなしですよ。
今回は、そんな「マウナケア山」への行き方を詳しくご紹介！
ハワイ旅行で「マウナケア山」へ行くことを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね！
Contents
マウナケア山への行き方4通り
ヘレオンバス（Hele-On Bus）で行く場合
ハワイ島を走る路線バスである「ヘレオンバス（Hele-On Bus）」。
近年は徐々に路線数が増え、地元民の通勤手段や観光の足として使いやすくなってきています！
残念ながら、ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」 から 「マウナケア山」 へは、ヘレオンバス（Hele-On Bus）を利用して向かうことはできません。
なぜなら、マウナケア山付近でヘレオンバス（Hele-On Bus）が停車しないからです。
マウナケア山までのアクセスには、車/レンタカーやオプショナルツアーなど他の交通手段を利用してくださいね。
車/レンタカーで行く場合
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」 から「マウナケア山」へは、車/レンタカーを利用して向かうことができます。
車/レンタカーの利用は、移動時の自由度が魅力的！
所要時間は約1時間30分、約101㎞です。
この場合、「四駆車」を利用して向かうことが必須！！！
四駆車(AWDか4WD）は二輪駆動の車（2WD）に比べて滑りやすい路面や悪路での走行に優れており、有名な車としては「ランドクルーザー」や「ジムニー」がありますよ。
レンタカーを借りる場合が多いかと思いますが、マウナケア山頂までの道のりは険しく、十分に注意して運転する必要があります！
「保険適用がない」場合や、そもそも「マウナケア山頂まで行くことを禁止している」レンタカー会社もありますので、事前に確認を取るようにしてくださいね。
ちなみに、マウナケア山の中腹にある「オニヅカビジターセンター」までしか行かない場合には、普通車で向かっても問題ありませんよ。
道順の一例をご紹介します。
まずは最寄りの道路からパラ二・ロード（Palani Rd）に入り、道なりに北上して行きましょう。
右手に教会「グレース・コミュニティ・チャーチ」を通り過ぎた先、道路の名称が190号線ママラホア・ハイウェイ（Hawaiʻi Belt Rd）に変わります。
そのまま道なりに進みながら、ハワイ島を東方面へ横断！
左手にゴルフ場を通り過ぎた先、分かれ道を左に入ってダニエルK.イヌ―アイ・ハイウェイ（Daniel K. Inouye Hwy）へ。
さらに東へ進むと、巨大な公園「カオヘ・ゲーム・マネージメント・エリア」が現れます。
その手前の分かれ道から道路の名称がサドル・ロード（Saddle Rd）に変わりますが、曲がらずそのまま進んで行きましょう。
周囲にはほとんど何もない、視界の開けた気持ち良いドライブコース♪
ちなみに、サドル・ロード（Saddle Rd）にはガソリンスタンドがありませんので、事前に満タンにしておくのを忘れずに！
小飛行場や「マウナ・ケア州立公園」を横目に進んで行くと、ついにマウナケア山へと続く道路に入る曲がり道が見えてきます。
「STOP」と書かれた赤い看板の上に「MAUNA KEA ACCESS」と書かれた緑の看板が乗った標識が立っていますよ！
ここを右折して、マウナ・ケイヤ・アクセス・ロード（Mauna Kea Access Rd）へ！
サドル・ロード（Saddle Rd）はほとんど分かれ道のない道路なので、この曲がり道を見落とす心配は少ないかと思います。
後はこの道をひたすら登って行けば、マウナケア山頂に到着！
標高4,207mのマウナケア山の中腹、標高2,804m地点には、全員が必ず立ち寄るインフォメーション・センター「オニヅカビジターセンター」が。
その先に進むためには、この場所で四駆車であることの確認や、注意点などの説明を受ける必要があります。
また、標高に体を慣らすために約30分～1時間は滞在するようにしてくださいね。
再び出発すると、その先には舗装されていない山道が待っています！
かなり標高の高い場所になりますので、山頂へ向かう間に気分が悪くなったり、頭痛やめまいがした場合には絶対に我慢せずに休憩を取りましょう。
窓を開けて換気をしたり、水分を沢山取るのがおすすめです！
マウナケア山頂まで行くと、駐車場が用意されています。
道中、急な斜面での停車や駐車は危険なので行わないようしてくださいね。
観光に人気の時間帯は夕方頃。
サンセットの時間が近づくにつれて混んでいきますので、駐車場を確保するためにも、早めの時間帯に向かうのがおすすめです♪
帰り道も混雑が予想されますので、より慎重に運転してください。
サンセットを見終わってからすぐに出発すれば多少は混雑を避けられるかもしれません…！
なお、マウナケア山は悪天候の場合「道路が封鎖されている」こともあります。
出発される前に！下記の公式サイトから道路状況・天候・気温などを必ずチェックしてくださいね。
https://hilo.hawaii.edu/maunakea/visitor-information/
トロリーで行く場合（運行無し）
オアフ島で主要な移動手段の1つである「トロリーバス」。
ワイキキやホノルル市内の観光スポットを巡回している私鉄のバスのことです。
残念ながら、ハワイ島ではトロリーの運行は行っていません。
ハワイ島を観光する際は別の移動手段をご利用ください。
オプショナルツアーで行く場合
「マウナケア山」へ行くのに、オプショナルツアーに参加するのもおすすめです。
ハワイでの車の運転やバスの乗り方に慣れていなくて不安…という方は、この方法が一番安心でしょう。
他の観光スポットも一緒に巡るツアーであれば、効率よくハワイ観光ができるのも魅力的！
ハワイ島を代表する超人気観光スポットであり、車/レンタカーで山頂へ向かうには運転技術が必要であるからか、マウナケア山へのオプショナルツアーは多数用意されていました。
ツアーによって、朝日・夕日・星空鑑賞と体験できる時間帯が違ったり、朝食・夕食が含まれていたりとさまざま。
さらに「完全貸し切りのチャーターツアー」を利用すれば、出発時間や目的地が自由に決められるので、より理想的なツアーを楽しむこともできますよ♪
観光目的に合わせてツアーを探してみてくださいね。
マウナケア山を観光する時の注意点
登頂できる人に制限がある
ハワイ諸島の最高峰であるマウナケア山は、標高4,205ｍの火山。
山頂まで向かう場合には、高山病などのリスクが伴います。
妊娠中・妊娠している可能性のある方、16歳未満の方（ツアー内容によって変動あり）、心臓疾患・呼吸器疾患・高血圧など持病をお持ちの方。
24時間以内にダイビングをした方・飲酒後の方 など…
これらの方は、安全を考慮して登頂不可となりますのでご注意ください！
レンタカーの保険内容を確認しよう
レンタカーを借りて山頂へ向かう場合には、レンタカー会社に保険適用の有無を確認しておきましょう！
危険を伴う移動の為、レンタカー会社によっては保険が適用されないことがあります。
高山病を発症したり、事故が起きてしまったりして救急車を呼ぶ場合。
事故で車が故障してしまった場合。
保険が適用されていないと、費用負担が莫大になる恐れがあります…
防寒対策は忘れずに
標高4,205ｍのマウナケア山頂では、気温が氷点下まで下がることがあります。
また、急な天候の変化が起こりやすいです。
防寒対策をしっかり行いましょう！
ジャケット・オーバーパンツ・手袋など防寒着の下に、さらに服を重ねます。
厚手のパンツや靴下・セーター・フリースなどがあるといいでしょう。
その他に、マフラー・ニット帽・使い捨てカイロなども役に立ちますよ！
夏場であっても平地とは全く気温が異なるので、油断せず万全の対策を行ってくださいね。
高山病対策をしよう
標高4,205ｍのマウナケア山では、「高山病」になる恐れがあります。
体を標高に慣らしながら、ゆっくり進むこと。
標高約2,800m地点の「オニヅカビジターセンター」では30分以上の休憩が必須です。
水分補給をこまめに行い、体に負担の無い行動を意識してください。
頭痛・吐き気など高山病の症状が出た場合には、無理せずに休憩して、場合によっては下山も考えましょう。
ツアーの予約はお早めに
ハワイ諸島の最高峰であるマウナケア山。
「宇宙に一番近い場所」からの星空観測は格別で、ぜひ一生に一度は体験したいものです。
マウナケア山で星空観測ができるツアーは沢山ありますが、非常に人気！！
参加できる人数も少ないため、予約はあっという間に埋まってしまいます。
旅行の日程が決まっていたら、とにかく早く予約しましょう！
マウナケア山頂は車/レンタカーでも登頂可能ですが、危険を伴います。
デコボコの道を通ったり、高山病のリスクが伴ったり… 安全なツアーに参加するのもおすすめですよ。
マウナケア山からの絶景を堪能しよう！初めての方も必見の観光レビューをご紹介
「マウナケア山」は、世界有数の天体観測地として知られる標高4,205ｍの火山。
山頂から眺める絶景、星空は感動ものですよ。
ぜひスケジュールに余裕を持って、ゆっくり観光を楽しんでくださいね。
実際に観光した方のレビューを3つご紹介します！
訪れる際の参考にしてくださいね。
1つ目のレビュー
ハワイ語で「白い山」という意味のある、マウナケア山に登るツアーに参加しました。
サドルロードを通り、標高2800m地点にあるオニヅカ・ビジターセンターまでドライブ。
この場所で、高山病予防のために約1時間休憩を取りました。
珍しい高山植物「銀剣草（ギンケンソウ）」を発見！
全体的にトゲトゲした姿が面白く、じっくり観察を楽しみました。
休憩した後は、頂上の標高4,205ｍ地点まで走行！
高山病に気を付けて進みます。
頂上に着くと、その圧巻のスケールに感動…！
その日は厚い雲に覆われおり風も強かったのですが、十分凄かったです。
複数の巨大望遠鏡があり、中には、日本の「国立天文台すばる望遠鏡」もありましたよ！
本当にたくさんのパワーがもらえる場所でした。
2つ目のレビュー
ハワイの中で一番高い場所から朝日を見るべく、「サンセットツアー」に参加しました。
オニヅカ・ビジターセンターで約1時間休憩して高地に順応した後は、4WD車でないと入れない未舗装道を上がっていきます。
クネクネした道や道幅の細い箇所もあり、中々大変…！
しかし、マウナケア山頂に着いた後に眺めた、天文台群が夕日に輝く姿は本当に素敵。
天文台の中には入れませんでしたが、夜間観測に向けてなのか、時折天文台が動いたり、窓が開いたりと動きがあって面白かったです。
3つ目のレビュー
世界中の天文台が集まるマウナケア山頂は、とても寒いです。
ツアーに参加したので、スキーウェアのような防寒着を貸してもらえました。
標高が高いためハワイなのに雪が積もっている光景は不思議で、素晴らしい星空を眺めることができました。
圧巻の星に感動しますよ！
マウナケア山に行くときの服装・持ち物
服装
マウナケア山を訪れ、山頂を目指す場合には「とにかく暖かい服装」をしていくことが大切！
標高4,205ｍのマウナケア山頂付近の気温は低く、氷点下まで下がることもあります。
トレーナーや薄手のセーターを重ね着して、スキージャケットのような厚手の「防寒ジャケット」を着ましょう。
足元には「運動靴」や「ハイキングブーツ」など歩きやすい物を。
日中には日差しも厳しくなりますので、「サングラス」や「帽子」を着用するのがおすすめです！
持ち物
マウナケア山では体を温めるための装備が必要です。
着用する物の他にも、「手袋」や「毛布」があるといいでしょう。
夜間～日の出にかけてのツアーに参加する際などには、散策しやすいように「懐中電灯・ヘッドライト」を持参。
また、ガイドの方へのチップも用意しておきましょう。
こまめな水分補給をお忘れなく！
すぐに購入できない場合もありますので、「飲み物」や「軽食」を持っていくといいですよ。
マウナケア山の基本情報と施設
住所
住所は、Mauna Kea Access Rd., Hilo, Hawaii, United States of America 。
アクセス
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約1時間30分。
マウナケア山のビジターセンター（オニヅカビジターセンター）以降の道は、四輪駆動車（4WD車）であることが必須です。
電話番号（TEL）
マウナケア山のインフォメーションセンターである「オニヅカビジターセンター」の電話番号は、808-934-4550 。
営業時間
マウナケア山の絵居城次官として、明確な時間は見つかりませんでした。
ただし、山頂での星空観測は禁止されており、日没後30分以内に下山する必要があるようです。
定休日
定休日はありません。
毎日訪問できます。
標高
マウナケア山の標高は、4,207m 。
駐車場
マウナケア山頂には駐車場のご用意があります。
公式サイト
ハワイ州観光局が管理するウェブサイトはこちらです。
https://www.gohawaii.jp/ja/node/35866
マウナケア山で満天の星空を楽しもう！まとめ
「ハワイ マウナケア山の行き方｜ハワイで最も高い火山で感動の天体観測を！服装・持ち物も」をお伝えしましたが、いかがでしたか？
マウナケア山は、ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から車/レンタカーで片道約1時間30分、往復の移動時間で考えると、車/レンタカーで約3時間。
頂上へ着くまでには危険な箇所が多く十分に注意して進む必要がありますが、道中見られる景色は絶景です！
運転に慣れていない方は「オプショナルツアー」に参加することで、楽に・安心して移動ができますよ。
マウナケア山頂から自身の目で素晴らしい景色を眺めるのもいいですが、天文台に設置されている「望遠鏡」で天体観測を楽しむのもおすすめ！
日本の誇る天体望遠鏡「すばる望遠鏡」をはじめ、世界各国の素晴らしい望遠鏡が勢ぞろい。
「宇宙に一番近い」といわれる場所での天体観測は、その美しさに圧倒されること間違いなしですよ。
ハワイの魅力は海だけではありません！
マウナケア山を訪れて、一生記憶に残るほどの感動体験をしてくださいね。