ハワイ諸島の中で最も新しく誕生した島で、最も大きな島であることから「ビッグアイランド」とも呼ばれるハワイ島。
ハワイで最も高い山「マウナケア山」の中腹に位置する、マウナケア山観光の拠点をご存じですか?
それが、ハワイ州・ハワイ島にある「オニヅカビジターセンター(Onizuka Visitor Center)」。
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約1時間10分の場所にあり、その道中にも雄大な自然が楽しめます!
マウナケア山の中腹に位置しており、山を訪れた人が必ず立ち寄るインフォメーション・センターであるこの施設。
「トイレ」や「売店」などの設備が揃っているのはもちろん、「無料のビデオ上映」や「星・天体に関する解説」を通して楽しくマウナケアや天体について学ぶことができます♪
売店では、ここにしかないお土産を買うこともできちゃいますよ!
今回は、そんな「オニヅカビジターセンター」への行き方を詳しくご紹介。
ハワイ旅行でオニヅカビジターセンターへ行くことを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
Contents
オニヅカビジターセンターへの行き方4通り
ヘレオンバス(Hele-On Bus)で行く場合
ハワイ島を走る路線バスである「ヘレオンバス(Hele-On Bus)」。
近年は徐々に路線数が増え、地元民の通勤手段や観光の足として使いやすくなってきています!
残念ながら、ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」 から 「オニヅカビジターセンター」 へは、ヘレオンバス(Hele-On Bus)を利用して向かうことはできません。
オニヅカビジターセンターは、ハワイ島の最高峰「マウナケア山」の中腹に位置するインフォメーション・センター。
マウナケア山付近でヘレオンバス(Hele-On Bus)は停車しません。
オニヅカビジターセンターまでのアクセスには、車/レンタカーやオプショナルツアーなど他の交通手段を利用してくださいね。
車/レンタカーで行く場合
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」 から「オニヅカビジターセンター」へは、車/レンタカーを利用して向かうことができます。
車/レンタカーの利用は、移動時の自由度が魅力的!
所要時間は約1時間10分、約88㎞です。
車/レンタカーで向かう場合に注意したいのは、車の種類!
登るのは「オニヅカビジターセンター」まで!という方は、普通の車で向かっても大丈夫。
しかし、マウナケア山頂まで行きたい!という方は「四駆車」であることが必須となります。
四駆車(AWDか4WD)は二輪駆動の車(2WD)に比べて滑りやすい路面や悪路での走行に優れており、有名な車としては「ランドクルーザー」や「ジムニー」がありますよ。
レンタカーを借りる場合が多いかと思いますが、マウナケア山頂までの道のりは険しく、十分に注意して運転する必要があります!
「保険適用がない」場合や、そもそも「マウナケア山頂まで行くことを禁止している」レンタカー会社もありますので、事前に確認を取るようにしてくださいね。
道順の一例をご紹介します。
まずは最寄りの道路からパラ二・ロード(Palani Rd)に入り、道なりに北上して行きましょう。
右手に教会「グレース・コミュニティ・チャーチ」を通り過ぎた先、道路の名称が190号線ママラホア・ハイウェイ(Hawaiʻi Belt Rd)に変わります。
そのまま道なりに進みながら、ハワイ島を東方面へ横断!
左手にゴルフ場を通り過ぎた先、分かれ道を左に入ってダニエルK.イヌ―アイ・ハイウェイ(Daniel K. Inouye Hwy)へ。
さらに東へ進むと、巨大な公園「カオヘ・ゲーム・マネージメント・エリア」が現れます。
その手前の分かれ道から道路の名称がサドル・ロード(Saddle Rd)に変わりますが、曲がらずそのまま進んで行きましょう。
周囲にはほとんど何もない、視界の開けた気持ちいいドライブコース♪
ちなみに、サドル・ロード(Saddle Rd)にはガソリンスタンドがありませんので、事前に満タンにしておくのを忘れずに!
小飛行場や「マウナ・ケア州立公園」を横目に進んで行くと、ついにマウナケア山へと続く道路に入る曲がり道が見えてきます。
「STOP」と書かれた赤い看板の上に「MAUNA KEA ACCESS」と書かれた緑の看板が乗った標識が立っていますよ!
ここを右折して、マウナ・ケイヤ・アクセス・ロード(Mauna Kea Access Rd)へ!
サドル・ロード(Saddle Rd)はほとんど分かれ道のない道路なので、この曲がり道を見落とす心配は少ないかと思います。
このマウナ・ケイヤ・アクセス・ロード(Mauna Kea Access Rd)が、マウナケア山頂まで続く道となります。
目的地のオニヅカビジターセンターがあるのは、標高4,207mのマウナケア山の中腹、標高2,804m地点!
この先へ向かう方も、全員が必ず立ち寄る必要のあるインフォメーション・センターです。
到着後は、オニヅカビジターセンター駐車場の利用が可能。
100台以上が停められるスペースはあるようですが、人気のスポットゆえ、どんどん駐車場が埋まっていきます…
なるべく早めの時間帯に訪れるのがおすすめですよ!
マウナケア山頂へ進む方は、この場所で四駆車であることの確認や、注意点などの説明を受けましょう。
また、標高に体を慣らすために約30分~1時間は滞在するようにしてくださいね。
再び出発すると、その先には舗装されていない山道が待っています!
なお、マウナケア山は悪天候の場合「道路が封鎖されている」こともあります。
出発される前に!下記の公式サイトから道路状況・天候・気温などを必ずチェックしてくださいね。
https://hilo.hawaii.edu/maunakea/visitor-information/
トロリーで行く場合(運行無し)
オアフ島で主要な移動手段の1つである「トロリーバス」。
ワイキキやホノルル市内の観光スポットを巡回している私鉄のバスのことです。
残念ながら、ハワイ島ではトロリーの運行は行っていません。
ハワイ島を観光する際は別の移動手段をご利用ください。
オプショナルツアーで行く場合
ハワイ観光の際、オプショナルツアーに参加するのもおすすめです。
ハワイでの車の運転やバスの乗り方に慣れていなくて不安…という方は、この方法が一番安心でしょう。
他の観光スポットも一緒に巡るツアーであれば、効率よくハワイを観光できるのも魅力的!
ハワイ島の最高峰・マウナケア山の中腹に位置する「オニヅカビジターセンター」。
ハワイ島屈指の人気観光スポットであり、車/レンタカーで上まで向かうには運転技術が必要であるからか、マウナケア山頂へ行くためのオプショナルツアーは多数用意されていました。
しかし、残念ながらオニヅカビジターセンターをメインの目的地としたオプショナルツアーは少ないよう…
マウナケア山頂へ向かうツアーの途中で、オニヅカビジターセンターに立ち寄るというプランは複数見つけることができましたよ!
この場所で「高山に体を慣らす」ことが立ち寄る目的のひとつ。
さらには、軽食を食べながら休憩したり、この場所で天体観測を楽しむ時間の設けられているツアーがあったりもするようです♪
オニヅカビジターセンターを訪問する時の注意点
サドルロードを走る準備をしよう
オニヅカビジターセンターまでは、サドルロード(Highway 200)を必ず走行する必要があります。
かつては未舗装で危ない道でしたが、徐々に舗装が進み、現在ではほとんどの場所が整備されています!
以前はサドルロードの走行を禁止しているレンタカー会社も多かったので、借りる際には必ず確認してください。
また、舗装されたとはいえ、街灯や建物が少ない道。
十分気を付けて運転し、ハワイでの運転に慣れていない方はツアーに参加して訪問するのをおすすめします!
サドルロードにはガソリンスタンドも無いので、走行する前には一度立ち寄ってくださいね。
高山病対策をしよう
オニヅカビジターセンターは、マウナケア山の中腹地点に位置しています。
中腹とはいえ、標高約2,800mの場所。
高山病が発生するリスクがありますので、体を慣らしながらゆっくり登ってくるようにしましょう!
頭痛や吐き気など高山病の症状がでた場合には、一度休憩するように。
無理して進まずに、下山する選択も大切ですよ。
オニヅカビジターセンターで火山について学ぼう!初めての方も必見の訪問レビューをご紹介
「オニヅカビジターセンター」は、火山や星空について学ぶことができる案内所。
マウナケア山頂へ向かう道中で必ず立ち寄る場所です。
実際に訪問した方のレビューを3つご紹介します!
訪れる際の参考にしてくださいね。
1つ目のレビュー
この場所で、満天の星空を眺める素晴らしい体験をしました。
ビジターセンターまでのドライブはそこまで難しくなく、日没1時間ほど前に到着。
駐車場は混雑していましたが、満車ではありませんでしたよ!
日没後空が暗くなると、星空の眺めが美しくなるにつれて、さらに賑わってきます。
とても知識豊富で親切なガイドさんが、ビジターセンターの外でレーザーポインターを使いながら様々な星座・惑星・天の川を教えてくれました。
施設内には、小さなインフォメーションエリアとギフトショップがあります。
トイレはありますが、食事する場所はありません。
何か食べる物を用意して行った方がいいですよ。
照明は最小限に抑えているので、懐中電灯が必須!
夏であっても非常に寒いので、しっかり防寒していってくださいね。
2つ目のレビュー
まずは、必ず上着を持っていくこと。
標高2,800m地点にあるので気温が低く、風が吹くとさらに寒くなります。
ビジターセンター内にはマウナケア山の自然・星空に関する展示がされています。
山頂にある望遠鏡から撮影した大量の宇宙の写真があったり、マウナケア周辺の非常に特異な微気候についての展示や説明があったりなど。
非常に興味深かったです!
また、ギフトショップも併設されています。
パーカーやフリースが人気商品のようでしたよ!
ハイキングや山頂までのドライブに関する情報も、スタッフの方が親切に教えて下さり嬉しかったです。
そして、この場所からも素晴らしい景色が見られます。
ハワイ島旅行でぜひ訪れてほしい場所です。
3つ目のレビュー
オニヅカビジターセンターのスタッフさんは、とても親切。
マウナケア山についての情報を沢山教えてくれました。
ここから山頂へ向けてさらに進むことができますが、あまりに強風だと道路が閉鎖される場合もあるので注意してくださいね。
希少な高山植物である「シルバーソード」を見ることもできて、トゲトゲのフォルムがかっこよかったです!
オニヅカビジターセンターまでは、非常に美しいドライブでした。
オニヅカビジターセンターに行くときの服装・持ち物
服装
マウナケア山の中腹にあるオニヅカビジターセンターを訪問する際には、「とにかく暖かい服装」をしていくことが大切!
標高約2,800地点に位置しており、非常に気温が低くなります。
さらに山頂まで向かう方は、氷点下の気温にも備えて準備してくださいね。
トレーナーや薄手のセーターを重ね着して、スキージャケットのような厚手の「防寒ジャケット」を着ましょう。
足元には「運動靴」や「ハイキングブーツ」など歩きやすい物を。
日中には日差しが厳しくなりますので、「サングラス」や「帽子」を着用するのがおすすめです!
持ち物
マウナケア山の中腹にあるオニヅカビジターセンターを訪問する際には、体を温めるための装備が必要です。
着用する物の他にも、「手袋」や「毛布」があるといいでしょう。
夜間に訪れて星空観測をする場合などには、散策しやすいように「懐中電灯・ヘッドライト」を持参。
「カメラ」で思い出に残してくださいね。
ツアーに参加する際にはガイドの方へのチップも用意しておきましょう。
こまめな水分補給もお忘れなく!
すぐに購入できない場合もありますので、「飲み物」や「軽食」を持っていくといいですよ。
オニヅカビジターセンターの基本情報と敷地内の施設
施設名
施設名は、オニヅカビジターセンター(Onizuka Visitor Center)。
マウナケア・ビジター・インフォメーション・ステーション(Mauna Kea Visitor Information Station)とも呼ばれ、観光案内所の役割があります。
住所
住所は、Mauna Kea Access Rd., Hilo, Hawaii 。
アクセス
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約1時間10分。
ヒロ国際空港(Hilo International Airport)からは車/レンタカーで約1時間。
バスやトロリーの運行はありません。
電話番号(TEL)
電話番号(TEL)は、808-934-4550 。
営業時間
営業時間は、午前9時~午後9時。
トイレは24時間利用できます。
定休日
定休日はありません。
毎日訪問できます。
料金
オニヅカビジターセンターを訪問する際の料金はかかりません。
駐車場
オニヅカビジターセンターには駐車場のご用意があります。
100台以上の車/レンタカーを収容できます。
クレジットカード
オニヅカビジターセンターではクレジットカードを利用しての支払いが可能。
使えるクレジットカードブランドは、Diners・Visa・JCB・Master・American Express などです。
ウェブサイト
オニヅカビジターセンターの公式ウェブサイトはこちらです。
https://hilo.hawaii.edu/maunakea/visitor-information/station
オニヅカビジターセンターからマウナケア山頂に出発しよう!まとめ
「ハワイ オニヅカビジターセンターの行き方|マウナケア中腹で天体を学ぼう!服装・持ち物も」をお伝えしましたが、いかがでしたか?
オニヅカビジターセンターは、ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から車/レンタカーで片道約1時間10分、往復の移動時間で考えると、車/レンタカーで約2時間20分。
ハワイの最高峰「マウナケア山」の中腹地点に位置していますが、施設にたどり着くまでに見られる景色も絶景です!
オプショナルツアーに参加すれば、ハワイに慣れていない方でももっと楽に移動ができますよ。
高山に体を慣らすためオニヅカビジターセンターに滞在する際、その時間も楽しみたい方におすすめなのが「高山植物」を見に行ってみること。
オニヅカビジターセンターの敷地内では、絶滅危惧種に指定されている希少な高山植物「銀剣草(ギンケンソウ)」を鑑賞することができます!
銀色の剣が集まったような特徴的な見た目から「シルバー・ソード」と呼ばれることも。
ピンク色の花を咲かせるのは「十数年に一度」と非常にレアなので、お目にかかれた方には幸運が訪れるかも…!?
ハワイの魅力は海だけではありません!
オニヅカビジターセンターを訪れて、マウナケア山について楽しく学ぶ時間を過ごしてくださいね。