ハワイ諸島の中で最も新しく誕生した島で、最も面積が大きいことから「ビッグアイランド」とも呼ばれるハワイ島。
ハワイ島唯一の動物園であり、熱帯雨林の中に作られた珍しいタイプの動物園をご存じですか?
それが、ハワイ州・ハワイ島コナ地区にある「パナエワ熱帯雨林動物園(Panaewa Rainforest Zoo and Gardens)」。
ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約1時間40分の、ハワイ島東部に位置しています。
2025年6月現在、ハワイ州全体で動物園はたった2つ!
オアフ島にある「ホノルル動物園」と、この「パナエワ熱帯雨林動物園」のみです。
アメリカでも珍しい「熱帯雨林の中に作られた動物園」内には、この場所だからこそ出会える動物がたくさん。
1番人気は、迫力のある ホワイトベンガルトラ(ホワイト・タイガー)!
「イオ(タカ)」や「プエオ(フクロウ)」などハワイ固有の動物たちや、ハワイ州の鳥「ネネ」にも出会うことができちゃいます。
さらに、2024年には「ナマケモノ」の赤ちゃんが誕生し新たな仲間として加わったことで、より一層注目のスポットとなっていますよ!
今回は、そんな「パナエワ熱帯雨林動物園」への行き方を詳しくご紹介。
ハワイ旅行でパナエワ熱帯雨林動物園へ行くことを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
パナエワ熱帯雨林動物園への行き方4通り
ヘレオンバス(Hele-On Bus)で行く場合
ハワイ島を走る路線バスである「ヘレオンバス(Hele-On Bus)」。
近年は徐々に路線数が増え、地元民の通勤手段や観光の足として使いやすくなってきています!
残念ながら、ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から「パナエワ熱帯雨林動物園」へは、ヘレオンバス(Hele-On Bus)を利用して向かうことはできません。
なぜなら、パナエワ熱帯雨林動物園付近でヘレオンバス(Hele-On Bus)が停車しないからです。
アクセスには、車/レンタカーやオプショナルツアーなど他の交通手段を利用してくださいね。
車/レンタカーで行く場合
ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から「パナエワ熱帯雨林動物園」までは、車/レンタカーを利用して向かうことができます。
車/レンタカーの利用は、移動時の自由度が魅力的!
所要時間は約1時間40分、約129㎞です。
道順の一例をご紹介していきますが、この道順では、途中でサドル・ロード(Saddle Rd)という道路を通っていきます。
サドル・ロード(Saddle Rd)はハワイ島中央部を東西に伸びており、人気の街である カイルア・コナ ~ ヒロ 間を最短でつなぐ1本道!
舗装されて綺麗な道になっていますが、走行の際には注意点が多数あるんです!
例えば、道路には街灯が無く夜間の走行は視界が悪いため、動物や鳥との衝突事故に注意すること。
早朝や夕方頃には逆光でかなり眩しいため、こちらも衝突事故に注意すること。
雨の多いことで有名なヒロ付近ではとてつもない雨に見舞われる場合があること。
サドル・ロード(Saddle Rd)は1本道なので渋滞が起きた時の迂回ルートがなく、事故が起きた際には長時間渋滞にハマる可能性があることなど…
上記の点に注意して、自然が広がる気持ちいいドライブコースでの運転を楽しんでください♪
この道の途中に「ガソリンスタンド」などもちろんありませんので、事前にガソリン満タンにしておくこともお忘れなく!
では、「カイルア・コナ」から「パナエワ熱帯雨林動物園」までの道順の一例をご紹介します。
まずは最寄りの道路から「コナ・コースト・ショッピング・センター」沿いの道であるパラ二・ロード(Palani Rd)へ。
北東方面へ道なりに進んで行きましょう。
カイルア・コナの町を抜けると途中で190号線ママラホア・ハイウェイ(Mamalahoa Hwy)に変わりますが、そのまま進みます。
徐々に建物が減り、辺りには緑だけが広がる見晴らしのいいドライブコースになっていきますよ!
ゴルフ場や空港を横目に進み、約34㎞先の分かれ道を右折してダニエルK.イヌ―アイ・ハイウェイ(Daniel K. Inouye Hwy)へ。
巨大な公園「カオヘ・ゲーム・マネージメント・エリア」の手前でサドル・ロード(Saddle Rd)と合流します。
200号線サドル・ロード(Saddle Rd)を通ってハワイ島東部へ走ること約57km。
徐々に街へ近づいてきた頃、左手からプアイナコ・ストリート(Puainako St)が合流!
プアイナコ・ストリート(Puainako St)を道なりに進み、道の突き当りで右へ進みます。
コモハナ・ストリート(Komohana St)を、「STOP」と書かれた赤い看板のある場所まで南下。
この場所を左折してウェスト・カワイラニ・ストリート(W Kawailani St)に入っていきましょう。
この道に入ってから3つ目の信号を右折して、キラウエア・アベニュー(Kilauea Ave)へ。
曲がるのは、右手にガソリンスタンド「シェル(shell)石油」がある信号の、もう1個先の信号ですよ!
キラウエア・アベニュー(Kilauea Ave)を進んでいくと、ママラホア・ハイウェイ(Mamalahoa Hwy)と合流。
道が合流してから、1つ目の右への曲がり道を入っていきましょう。
両側を鬱蒼とした木々に囲まれながら、スタインバック・ハイウェイ(Stainback Hwy)を進んで行きます。
しばらく走っていると、右手に「PANAEWA RAINFOREST ZOO&GARDENS」の看板を発見!
看板がある方の道へ入り、進んでいけば「パナエワ熱帯雨林動物園」に到着です。
到着後は、動物園の無料駐車場を利用できますよ。
トロリーで行く場合(運行無し)
オアフ島で主要な移動手段の1つである「トロリーバス」。
ワイキキやホノルル市内の観光スポットを巡回している私鉄のバスのことです。
残念ながら、ハワイ島ではトロリーの運行は行っていません。
ハワイ島を観光する際は別の移動手段をご利用ください。
オプショナルツアーで行く場合
ハワイ観光の際に、オプショナルツアーに参加するのもおすすめ!
ハワイでの車の運転やバスの乗り方に慣れていなくて不安…という方は、この方法が一番安心でしょう。
他の観光スポットも一緒に巡るツアーであれば、効率よくハワイ観光ができるのも魅力的ですよね。
残念ながら、2025年6月地点で「パナエワ熱帯雨林動物園」が目的地の1つとして含まれているツアーを見つけることはできませんでした。
しかし「完全貸し切りのチャーターツアー」を利用すれば、出発時間や目的地が自由に決められるので、理想的なツアーを計画することができちゃいます!
複数の観光スポットを巡る中で「パナエワ熱帯雨林動物園」に立ち寄りたいという方におすすめですよ。
パナエワ熱帯雨林動物園を見学する時の注意点
動物に餌をやらない
園内の動物たちに、勝手に餌を与えるのはやめましょう。
柵の中の動物はもちろん、園内で自由に歩き回っているクジャクにも与えないようにしてくださいね。
大きな声で騒がない
動物たちを驚かせないように、園内では大きな声で騒がないようにしましょう。
また、指定された通路や見学エリアから外れずに見学してくださいね。
ゴミは持ち帰る
園内でのゴミのポイ捨ては絶対に禁止!
罰金対象になる場合もあります。
ゴミは持ち帰るか、指定のゴミ箱に捨ててください。
動物たちの暮らす園内をきれいな状態に保ちましょう。
パナエワ熱帯雨林動物園は約1~2時間でも見学できる!初めての方も必見の見学レビューをご紹介
「パナエワ熱帯雨林動物園」は約1~2時間の滞在でも見学を楽しめる、美しい熱帯雨林の中にある動物園。
実際に訪問した方のレビューを3つご紹介します!
訪れる際の参考にしてくださいね。
1つ目のレビュー
動物園の規模は、約12エーカーとやや小さめ。
私達が行った際には、飼育場によっては改装中になっていました。
そのため展示が少なくはなっていましたが、きちんと管理されている証拠に感じます。
熱帯雨林にある動物園ということで、その環境はよく維持されています。
運営は、ハワイ郡の公園・レクリエーション局。
2025年9月からは、入場料が必要となります。
2つ目のレビュー
パナエワ熱帯雨林動物園は、家族連れの方や、ハワイで動物を見たい方にうってつけの場所!
動物たちのゲージはきつく編まれた金網で作られているので、それ抜きでいい写真を撮るのが中々難しいです…
しかし、間近で観察ができますよ。
鳥・猿・爬虫類・数匹の哺乳類・アリクイなどの動物たち。
さらに、一番人気のホワイトタイガーもいます!
大きな遊び場や軽食を買える場所があります。
お子様連れの方にはぜひおすすめしたいです!
3つ目のレビュー
美しい植物園の中にひっそりと佇む、小さな動物園。
綺麗に環境が維持されており、素晴らしい場所です。
種類はあまり多くないですが、飼育されている動物たちは面白いです。
この場所の目玉は、やはり「ホワイトタイガー」と「オレンジタイガー」!
たくさんの孔雀が園内を自由に散歩してる様子が、雰囲気を増しています。
清潔な敷地内を散策するのが、とても気持ちよかったです!
以前まで入場料が無料でしたが、2025年9月からは必要となります。
しかし、訪れる価値はあると感じましたよ!
パナエワ熱帯雨林動物園に行くときの服装・持ち物
服装
暑い中長時間園内を歩き回ることを考慮して、「動きやすい服、歩きやすい靴」を選ぶことが大切!
トップスはTシャツなどで大丈夫ですが、インナーには「吸湿速乾タイプ」の物を持ってくると快適で良いでしょう。
気になるべたつきやにおいを防ぎながら、汗をかいてもさらっとした着心地をキープできます。
ハワイの動物園を巡る際に汗をかくことは避けられないので、汗を放置して汗冷えを起こさないためにもインナーを工夫するのはおすすめです。
また、日差しが強く照りつけるため「紫外線対策」も忘れずに!
日焼け止めを塗るのはもちろん、「UVカット効果のある服」を着用するのも良いですね。
羽織物であれば、必要に応じて脱ぎ着しやすくて便利です。
ボトムスには、歩きやすいように裾の長くない足さばきのいい物を選ぶのがおすすめですよ。
足元は、履き慣れた、歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。
旅行では新しい靴を履きたくなるものだと思いますが、長時間歩くことで足が疲れたり、靴擦れが起きる可能性が高くなります。
高いヒールのある靴 や 硬い革靴 も避けておくといいですね。
ちなみに、雨が降った際には「薄手のレインウェア(レインコート)」の着用がおすすめ!
ほとんど野外に居ることになるので、天候が怪しい日にはあらかじめ用意しておくといいでしょう。
ボトムスにも、水に強い「ナイロン」や「ポリエステル」を使った物を選んでおくと安心です。
持ち物
気温が高く、日差しの強いハワイ。
長時間屋外で過ごすことになるので、「熱中症対策」と「日よけ対策」を徹底しましょう!
熱中症対策として、こまめな水分補給を忘れずに。
飲み物は多めに持参してください。
足りない場合、併設されているギフトショップで購入することができますよ。
日よけ対策として、帽子やサングラスを着用しましょう。
汗を拭いたり、動物と触れ合って手を洗ったりする時の為に「大きめのタオル」を持っていくのもおすすめです!
また、動物園にいる間に昼食を取ったり、小休憩を挟むこともあるでしょう。
園内には売店がありますが、場所が遠かったり、お昼時で混雑している場合もあります。
「レジャーシート」や「お弁当」を用意しておけば、すぐに休憩できますよ!
日陰を狙ってスペースを確保してくださいね。
ちなみに、さらにしておくと便利なのが「小銭」の用意。
園内には有料のイベントが行われている場合があります。
小銭をあらかじめ用意しておけば、現地で困ることがないのでおすすめです。
より素敵な思い出を残した方は、「アクションカメラ」を持っていくのもいいでしょう。
動き回ったりとアクティブなシーンでの撮影に適したカメラで、有名なものだと「GoPro」などがあります。
ハワイ旅行のお供として、1つ用意しておいてもいいかもしれませんね♪
パナエワ熱帯雨林動物園の基本情報と敷地内の施設
所在地(住所)
所在地(住所)は、800 Stainback Highway, Hilo, HI 96720。
開園時間
開園時間は、毎日午前10時~午後4時。
交通
ハワイ島の中心地「カイルア・コナ」から車/レンタカーで約1時間40分。
ヒロ地区の中心部からは車/レンタカーで約10分。
電話番号
動物園内ギフトショップの電話番号は、808-959-9233 。
ハワイ郡公園レクリエーション局の電話番号は、808-959-7224 。
休園日
休園日は、毎月第1木曜日・クリスマス(12/25)・元旦(1/1)。
駐車場情報
パナエワ熱帯雨林動物園には、無料駐車場があります。
URL
パナエワ熱帯雨林動物園の公式ウェブサイト(URL)はこちらです。
パナエワ熱帯雨林動物園で動物たちに会おう!まとめ
「ハワイ パナエワ熱帯雨林動物園の行き方|珍しいホワイトタイガーに会える!服装・持ち物も」をお伝えしましたが、いかがでしたか?
パナエワ熱帯雨林動物園は、ハワイ州第2の都市ともいわれる「ヒロ」や「ヒロ国際空港」など、有名な観光地から近いのも魅力的!
ハワイ島の中心地である「カイルア・コナ」から車/レンタカーで片道約1時間40分、往復で考えると約3時間20分。
時間はかかりますが、ハワイ島西部から東部への景色の移り変わりを眺めながら移動時間も楽しんでくださいね!
最短ルートでは狭い1本道のサドル・ロード(Saddle Rd)を通っていくことになりますので、運転には十分ご注意ください。
オプショナルツアーに参加すれば、ハワイに慣れていない方でももっと楽に移動ができますよ。
「パナエワ熱帯雨林動物園」という名前の通り、アメリカでも数少ない、熱帯雨林の中にある珍しい動物園。
園内には熱帯の植物が沢山植えられているので、その時期ならではの花々を鑑賞することもできますよ。
園内にはピクニックができる芝生のエリアや、ウサギやミニチュアブタなどと触れ合える「ふれあい動物園」がありますので、お子様連れの方にもおすすめのスポットです♪
ハワイの魅力は海だけではありません!
パナエワ熱帯雨林動物園を訪れて、動物たちや熱帯植物に心癒される時間を過ごしてくださいね。