白ワインのブドウ品種

白ワインのブドウ品種「チャレッロ」の特徴は?D.O.ぺネデスが生んだチート級品種

 

スペイン・カタルー二ャ州原産の白ブドウ品種、チャレッロ。

現地の発音では「シャレッロ」とも呼ばれ、「パンサ・ブランカ」「カルトイシャ」などの別名でも知られています。

 

今回は、「白ワインのブドウ品種『チャレッロ』の特徴は?D.O.ぺネデスが生んだチート級品種」をご紹介。

チャレッロの香り・味わい・ワインの種類など分かりやすく解説しますよ。

 

有名スパークリングワイン「カヴァ」の主要品種は、単体でも魅力たっぷり!

皆さんがチャレッロのワインに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

 

特徴1:世界有数のワイン産地。スペインのD.O.ぺネデスを代表する白ブドウ品種

チャレッロは、スペイン北東部のカタルーニャ州原産の白ブドウ品種。

カタルーニャ州にある世界有数のワイン産地、D.O.ぺネデスを代表する白ブドウとして知られています。

なんと黒ブドウを含めてもチャレッロが最も栽培量が多く、まさにD.O.ぺネデスの顔といえます!

 

チャレッロは、D.O.ぺネデスの気候で育つからこそ強みを活かすことができます。

中でもチャレッロの聖地と言われる中央ペネデスは、標高約200m〜500mの緩やかな丘陵地帯。

寒暖差が激しい場所で育つことで、高い糖度と硬質な酸味を備えたブドウになります。

 

夜になると湿った風が吹いてきますが、チャレッロの分厚い果皮によって湿気やカビをシャットアウト。

この適度なストレスが、逆にチャレッロの強みである抗酸化力にブーストをかけてくれるプラス効果を生んでいます。

さらに、石灰質で水はけの良い土壌もチャレッロにミネラル分を与えてくれますよ。

 

チャレッロの味わいはもちろん、ペネデスの土地で毎年安定して高品質に栽培できる相性の良さも愛される理由なのです!

 

特徴2:野生のハーブ香・パワフルな酸味・ほろ苦さが力強いワインを生む

チャレッロのワインは、爽やかさと力強さの二刀流!

普通はどちらかの味わいに偏ることが多いですが、チャレッロは1本のボトルで完璧に両立させているのがすごいんです!

 

チャレッロは濃い金色の小さな果実を実らせ、果皮を口に含めば甘さを感じるほどエキス分が詰まっています。

出来上がるワインも、透明感がありながらもサラサラしたワインとは違う濃い色をしていますよ。

 

その香りは、レモン・グレープフルーツなど柑橘系フルーツに、青リンゴ・梨などの瑞々しいフルーツ。

さらに、タイム・ローズマリー・フェンネルといった地中海の野生のハーブ香が混ざってくるのが特徴的です。

フルーツの瑞々しさの中にハーブの清涼感が混ざることで、エキゾチックな香りを演出してくれます。

 

飲んでみると、口の中がキュッと引き締まるようなパワフルな酸味。

さらに、中央ペネデスの土壌から吸い上げたミネラル分が、はっきりした塩気として感じられます。

 

後味には赤ワインのような微かな渋みと、グレープフルーツの皮のようなほろ苦さ。

白ワインなのに感じる心地よい苦味が、口の中で噛めるような質感(ボディ感)となってワインに飲みごたえを与えくれているのです。

 

フレッシュな香りと酸味があって爽快なのに、力強くて旨味と苦味の余韻がズドンと長く続く...

他の白ワインにはあまりない、チャレッロならではの強みです!

 

特徴3:ブレンドでは他品種を支える名脇役、単一では主役級の味わいに大化け

チャレッロは、造られるワインのスタイルが多彩。

元々は他品種とのブレンドワインが多い品種でしたが、近年はチャレッロの単一ワインも注目を浴びています!

 

ブレンドでは他品種を支える名脇役として、単一では圧倒的主役として...

どんなスタイルにも適応して高品質に仕上げられる能力値は、まさにチート級といえます。

 

では、それぞれどんなスタイルのワインが作られているんでしょうか?

王道のブレンドワインでは、有名なのはスパークリングワイン。

他のブドウの個性と調和しながら、ワインに骨格と酸味を与えて長期熟成してもきれいな泡を保てるようにしてくれます。

 

近年大注目のチャレッロ100%ワインでは、フレッシュなスタイルやリッチなスタイル、オレンジワインまでお手のもの!

ステンレスタンク熟成した若い早飲みスタイルは、チャレッロ本来の柑橘系のフルーツの香りやハーブの香りがストレートに広がります。

 

樽熟成で造ったリッチなスタイルは、バニラ・蜂蜜・トーストの香りが複雑に混ざって白ワインとは思えないほどの重厚感...!

数ヶ月澱と一緒に寝かせるシュール・リー製法も、同じくクリーミーな味わいになります。

 

さらに、自然派スタイルとして人気の高まるオレンジワインでは、赤ワインのように果皮や種も丸ごと漬け込んで発酵。

チャレッロの肉厚な果皮のパワーが解放され、アンズや紅茶のような香りに、お茶を飲んだ時のような心地よい渋みや力強さが感じられますよ。

 

チャレッロを初めて飲む方は、王道のスパークリングワインやフレッシュスタイルの白ワインから。

新たな魅力を感じたい方は、リッチスタイルの白ワインやオレンジワインをお試しください♪

 

特徴4:スペイン伝統のスパークリングワイン「カヴァ」を支える主要品種の一つ

スペインのワインといえば絶対に外せないのが、伝統的なスパークリングワイン「カヴァ」。

世界三大スパークリングワインの一つとして圧倒的シェアを誇っており、日本での人気もトップクラスです。

高品質な味わいを1,000円台〜楽しめるコスパの良さも人気の理由ですよ。

 

カヴァに使われている主な品種は、スペイン産の白ブドウ「マカベオ」「パレリャーダ」「チャレッロ」の3種類。

3つの個性が合わさることで、「安いのに超美味しい本格派!」と絶賛される高品質な味わいを生んでいます。

 

チャレッロは、カヴァに酸味と抗酸化力(ポリフェノール)を与える役割。

長期間の瓶内熟成に耐えられるスタミナを手に入れ、泡の刺激に負けない飲みごたえあるワインに仕上がります。

カヴァがきめ細かい泡を保っていられるのは、チャレッロのタフさのおかげなのです...!

 

カヴァに使われる主要品種である事実も、チャレッロの品質の高さや人気ぶりを表していますよね。

 

特徴5:実は相性最高な和食。パンチのある強い料理にガツンと寄り添う

チャレッロは、料理と合わせる食中酒としても大活躍!

地中海に近いD.O.ぺネデスで育つブドウであることもあり、魚介類を使った料理との相性バッチリ。

そして、実は和食とも相性抜群なんです☆

 

すっきり繊細な味の和食に合わせる白ワインと、脂っぽくてパンチのある料理に合わせる白ワインは別々に選ぶのが一般的。

しかし、チャレッロはそのチート級の能力値で両方完璧に適応してくれるのです!

 

お鮨(おすし)・天ぷら・出汁の効いた料理などには、チャレッロのワインの塩気と旨味がマッチ。

出汁の旨味や醤油・味噌などのコクと綺麗に合わさり、ワインの塩気が食材の甘みをグッと引き立ててくれます。

 

そして、焼き鳥(塩)・豚肉のロースト・アヒージョなどパンチのある料理には、チャレッロのワインの渋みや酸味で真っ向勝負。

渋みがあり骨格が強いのでお肉系や油系の料理にも味が負けず、酸味が口の中の油をさっぱり流してくれます。

 

繊細な料理にはそっと寄り添い、強い料理にはガツンとぶつかって寄り添う。

異次元の万能力で幅広く寄り添ってくれるので、食卓を彩るワインとして超おすすめですよ!

 

まとめ

今回は、「白ワインのブドウ品種『チャレッロ』の特徴は?D.O.ぺネデスが生んだチート級品種」を解説。

いかがでしたか?

 

有名なカヴァに使われる主要品種は、単体でもチート級のポテンシャルでした。

甘いお酒が好きな方には酸味や苦味が強いかもしれませんが、レモンサワーや辛口の日本酒が好きな方には大ハマりする味ではないでしょうか!

食事と合わせれば最高のペアリング体験ができてワインもさらに飲みやすくなるので、ぜひ試してみてくださいね。

 

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