白ワインのブドウ品種

白ワインのブドウ品種「ヴェルメンティーノ」の特徴は?地中海沿岸部を代表する味わい

 

イタリア原産のブドウ品種、ヴェルメンティーノ(Vermentino)。

イタリアに次いで栽培が盛んなフランスでは「ロール(Rolle)」の名で親しまれています。

 

今回は、「白ワインのブドウ品種「ヴェルメンティーノ」の特徴は?地中海沿岸部を代表する味わい」をご紹介。

地中海沿岸部で育つブドウ品種ならではの味わいも解説していますよ。

 

「白ワインの知識って難しそう...」と思っているあなたに!

みなさんが、ヴェルメンティーノのワインに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

 

特徴1:主にイタリアとフランスの地中海沿岸部で栽培される

ヴェルメンティーノの産地は、主にイタリアとフランス。

特にイタリアが世界栽培量の70%以上を占めており、サルディーニャ島・トスカーナ州・リグーリア州などで栽培が盛んです。

 

ヴェルメンティーノは晩熟品種のため豊富な日照量や温暖さを求め、乾燥した気候や塩分を含む海風に対して強い耐性があります。

そのため、気候条件を満たした地中海沿岸部の地域でよく育つのです。

 

海沿いの斜面で栽培されるヴェルメンティーノには、海風を浴びながら育ったことによる影響が風味に現れます。

地中海の潮風によって育まれた「ミネラル感(塩味)」が、ヴェルメンティーノのワイン特有の魅力となるのです!

アクアパッツァやジェノベーゼパスタなど地中海料理と合わせれば、食の止まらなくなる抜群のペアリング力を見せてくれます。

 

特徴2:柑橘・ハーブの爽やかさにトロピカルフルーツの甘さが混ざった「エキゾチックな香り」

ヴェルメンティーノは、ブドウ本来の香りが強いアロマティック品種に分類されます。

最も強い香りは、レモンやライムなどの柑橘系フルーツや、レモングラスなどハーブの爽やかな香り。

そこに、熟れたリンゴやトロピカルフルーツの甘く華やかな香りが加わります。

 

さらに、海風を受けて育ったことによるミネラル感が混ざることで、複数の香りが混ざったエキゾチックな香りになるのです。

有名な白ブドウ品種でいえば、柑橘やハーブのニュアンスが「ソーヴィニヨン・ブラン」に似ていると言われることもありますよ。

 

特徴3:鮮烈な酸味と潮風を連想させる「ミネラル感(塩味)」が清々しい余韻を生み出す

先述した通り、ヴェルメンティーノを象徴する味わいは潮風を連想させる「ミネラル感(塩味)」。

潮風がブドウの果皮に付着して果汁にも移ることで、造られたワインにも海水を思わせるようなミネラル感が生まれます。

 

さらに、ヴェルメンティーノの鮮烈な酸味。

豊かな日照量のもとで完熟させてもなお、ヴェルメンティーノは強い酸味を保つことができます。

この酸味によってワイン全体の味が引き締まり、キリッと快活な印象のワインに仕上がるのです。

 

酸味とミネラル感が混ざり合うヴェルメンティーノのワインは、食中酒にぴったり!

魚介類の生臭さを消し、口の中をさっぱりリセットしてくれる効果がありますよ。

 

特徴4:ヴェルメンティーノの9割以上は辛口ワイン!稀にスパークリングワインや甘口ワインも生産される

ヴェルメンティーノは、収穫されたブドウの約8割〜9割が辛口ワインの醸造に使用されます。

ヴェルメンティーノの辛口ワインは、酸味とミネラル感のバランスが取れた爽やかな味わい。

品種本来の個性を楽しむために単一品種(ヴェルメンティーノ100%)のワインになることが多いです。

 

ただし、サルデーニャ州(イタリア)やコルシカ島(フランス)など一部地域では、スパークリングワインや甘口ワインが醸造されることもあります。

ヴェルメンティーノのスパークリングワインは、レモンのような爽やかさを感じるすっきりした味わい。

 

甘口ワインは、アプリコットやハチミツを思わす濃厚な果実味とまろやかな甘さに、特有のキリッとした酸味と微かな塩気を感じる味わい。

あえて遅摘み(レイト・ハーヴェスト)することで甘さを極限まで引き上げたワインは、ナッツや濃厚な熟成チーズとの相性抜群です!

 

特徴5:幅広いスタイルで造られるヴェルメンティーノのワイン。共通点は「グレープフルーツのようなほろ苦さ」。

主に辛口ワインが造られるヴェルメンティーノですが、一概に辛口ワインといっても多彩なスタイルがあります。

例えば、ステンレスタンク熟成で酸化を抑えた軽やかでフレッシュなスタイルや、樽熟成で複雑味を引き出した厚みのあるリッチなスタイルなど。

ヴェルメンティーノ特有の高い酸度は適応力が高く、多彩なスタイルのワインになれるのです。

 

そんなヴェルメンティーノのワインですが、どのスタイルでも共通する特徴は、グレープフルーツのようなほろ苦さ。

ヴェルメンティーノ特有の香り・ミネラル感・ポリフェノールによって生まれるものです。

後味に残るほろ苦い余韻はワインに深みや旨みを与え、魚介料理やハーブ料理との相性を引き立ててくれる欠かせない要素となっています。

 

まとめ

今回は「白ワインのブドウ品種『ヴェルメンティーノ』の特徴は?地中海沿岸部を代表する味わい」をご紹介しました。

いかがでしたか?

 

今回の内容をまとめると、

  • ヴェルメンティーノは世界栽培量の70%以上をイタリアが占めており、地中海沿岸部の潮風によってミネラル感が育まれる
  • 柑橘系の果実・ハーブ・トロピカルフルーツ・ミネラル感が混ざることで、特有のエキゾチックな香りが生まれる
  • 鮮烈な酸味とミネラル感によって、食中酒にもぴったりの引き締まった味わいのワインに仕上がる
  • ヴェルメンティーノの9割以上はフレッシュな辛口ワインになり、一部地域ではスパークリングワインや甘口ワインになることもある
  • 特有の高い酸味によって実現する辛口ワインの多彩なスタイルだが、グレープフルーツのようなほろ苦さは共通している

このような感じでした。

 

海を連想させる爽やかな味わいが魅力の、ヴェルメンティーノのワイン。

魚介料理のお供に、ぜひチョイスしてみてはいかがでしょうか?

 

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